【フリーランスエンジニア 体験談4回目】40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順
2024.07.22更新
この記事は社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるための体験談4回目です。いずれはフリーランスエンジニアになりたいとの思いで、ポートフォリオの一部としてブログを書いています。
この記事では、40代で転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順をご紹介します。退職まで以下の手順を実施することで、平凡なエンジニアでも特に問題なくフリーランス(社内SE領域)になることができました。ご参考になれば幸いです。
社内SEとは?
・社内SEとは組織内の情報システム部門(情シス)に所属するエンジニアです。 ・ヘルプデスク、社内システムの運用、コーポレートインフラの整備、セキュリティなどを担当します。
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この記事の内容
- 40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアのオファーをもらうまでの手順
- 40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由
フリーランスエンジニアになるための手順
手順は以下の通りです。
実際に筆者が月単価70万円以上(年収ベースで800万円)のオファーをいただくまでに対応した手順ですので、ご参考になるかと。
- STEP1 転職エージェントに登録してエンジニアとしての市場価値をチェックする
- STEP2 スキルの棚卸しを行う
- STEP3 足りないスキルを学ぶ
- STEP4 フリーランスエージェントに登録する
- STEP5 案件検索 → 商談 → オファー受領 → 参画決定
- STEP6 現職の退職交渉 → 案件参画
STEP1 転職エージェントに登録してエンジニアとしての市場価値をチェックする
初めに、転職エージェントに登録してエンジニアとしての市場価値をチェックします。
転職エージェントに登録する理由は、客観的な目線でプロのアドバイスをもらうためです。
業界に詳しいエージェントに無料で相談することができますし、キャリアの棚卸しサポートや、スキルシートの作成をフォローしてくれますので、利用しない手はありません。
筆者が利用したサービス
リクルートは案件数が豊富ですし、オーソドックスなサポートをしてくれますので、まずは登録しておくことをおすすめします。
また、転職ドラフトは、スキルシートをアップしておけば主にWEB系企業がドラフト形式で入札してくれるユニークなサービスです。
現在の給与に関係なく、フェアに市場価値が市場価値に基づいて年収が提示されますので、自分のスキルの市場価値をフェアに測ることができて大変便利です。
なお、社員転職を目指すのであれば、この後は実際に紹介された案件にエントリーしてしまっていも良いかと思います。
転職ドラフトについて
・現在の給料を考慮せず、自分の市場価値を純粋に知ることができるサービス ・筆者は2回参加→2回とも入札(年収700万円台が提示)されました ・自分では平凡だと思っていたスキルでもそれなりに市場価値があるとわかって良かったです
STEP2 スキルの棚卸しを行う
転職エージェントや転職サービスをうまく利用することで、スキルの棚卸しができますので、積極的に利用してみます。
実際に転職活動をしてみてもOKです。
理由は実際に紹介された案件に応募することで、高いテンションでスキルの棚卸 → 面接の練習 → 合否の確認(自分の市場価値の確認)ができます。
しかも、無料ですのでノーリスクです。採用されても特にいきたくなければ今の会社に留まってもOKです。
また、スキル棚卸しに関してですが、開発に関わった案件の技術スタック・要件・ポジション・工夫した点・成果を、他の人に伝えるために分かりやすく棚卸しすることで、今まで忘れていた思わぬ自分のスキルを見直すきっかけになります。
筆者の例
・筆者は40代前半まで、SIerやテレコム企業などのレガシーな環境で働いていて、キャリアに自信がありませんでした。 ・その後40代半ばでWEB系事業会社にインフラエンジニア兼社内SEとして転職しました。 ・自分では自信がないキャリアでも、棚卸しの中でドキュメント作成能力やプロジェクトマネジメント能力に需要があることがわかってきました
転職活動して採用されたら実際に転職しなきゃダメ?
そんなことはありません。採用が決まってから決めればいいですし、行きたくなければ行かなければ良いです。
日本のように人材の流動性が低い国の場合、「なんとなくせっかく先方にお時間を取っていただいたので、断るのが気まずい。。。」と考える方もいるでしょう。
でも、全く気にする必要はありません。自分が行きたいか、行きたくないかで決めてOKです。
また、「採用面接は気が重い。。。」という場合は、気になる企業の業務内容や技術スタック、職場の雰囲気を知れる「カジュアル面談」というのもありますので、そちらを利用しても良いでしょう。
転職しないのに転職活動をするメリット
以下の通りです。
面接の練習 スキルの定期的な棚卸し 人材価値の確認
STEP3 足りないスキルを学ぶ
次に、足りないスキルをインプットしていきます。
理由はフリーランスエンジニアの場合、新しい技術に積極的な方が好まれますし、ベテランエンジニアの場合は、頑固(自分の知っているスキルだけで問題解決しようとする)過ぎると、扱いづらいとう印象を持たれてしまいますので、それを避けるために、インプットには時間を割き、さらにアウトプットしていきます。
やり方は以下の通り。
・ブログを活用する(アウトプット型の学習をする) ・どうせならWordPressでブログを作成し収益化する
ブログを活用する
新しい技術をインプットして定着させるためにブログが有効です。理由はアウトプットを意識して効率的に学習ができるのと、ポートフォリオとして利用でき、他の候補者と差別化できるからです。
筆者の場合は、パブリッククラウドの知識と、セキュリティの知識が足りないと感じたので、AWSでハンズオンする手順や、ゼロトラストセキュリティネットワークを構築するための手順などを検証し、ブログの記事としてアウトプットしていきました。
そして、そのブログ記事のURLをスキルシートに記載することで、新しい技術に前向きな点や、ドキュメント化に前向きな点を評価していただくことができました。
ブログはWordPressで作るべきかQiitaなどで作るべきか→どうせ作るならWordPressのブログで収益化を狙うのもアリ。
自分やりたい方向性に応じてどちらブログを選ぶか決めれば良いかと。
学習のアウトプット・アフィリエイトなどの収益化・自分のブランディングを同時に目指すならWorkPressで独自サイトを作るのが良いです。
一方、ブログはアウトプットとブランディングのみに割り切り、収益化を目指さないのであれば、QiitaやZENNなどのテックブログの方が、SEOが優秀なため初動から多くの人に読まれます。
また、一旦QiitaやZENNでブログを作成して運用し、その後収益化をしたくなったら、別途Word Pressで独自ブログを作って、そちらに記事を移すことも可能(301転送を利用)です。
【参考記事】
>> 【手順】WordPressを使ってブログやホームページを始める手順
>> 【手順】ConoHa Wingサーバーを利用してWordPressでブログを作る手順
【ZENNとQiitaはこちら】
>> ZENN
>> Qiita
STEP4 フリーランスエージェントに登録する
各エージェントへのリンクはこちらです。
筆者はレバテックフリーランスを経由してオファーをいただき参画を決めましたが、ミッドワークスやITプロパートナーズも評判が良いですので、複数社登録して自分に合うエージェントを探すのが良さそうです。
・レバテックフリーランス ・ミッドワークス ・ITプロパートナーズ
STEP5 案件検索 → 商談 → 参画決定
エージェントに登録したら、案件を検索していきましょう。効率的に検索したいなら、初めにエージェントとオンラインで面談して方向性とスキル感を伝えておくと良いでしょう。
また、初めてのフリーランス就業を目指しているのであれば、色々とわからないことや不安もあるかと思います。面談時に聞いておくことでクリアな状態で転職活動を進められますので、不明点があれば、その都度聞いておきましょう。
案件検査は自分でもできるし、エージェントが紹介してくれる場合もある
どこのフリーランスエージェントもプラットフォームに応募者の専用ダッシュボードが作成され、そこで案件検索や商談の進捗管理が可能です。
どのような案件があるか自分で検索したり、初回面談時にエージェントの担当者様と共有した方向性で紹介してもらうことも可能です。
クローズド案件多数ですので、積極的に利用しましよう。
案件内容は様々。社内SEでもリモート案件多数
案件内容は様々で、例えば社内SEであればレガシーなオンプレミス環境のサポートから、モダンなセキュリティインフラの構築など様々です。
リモート案件も比較的多くありますので、自分のスキルや方向性に応じて、柔軟に案件を選択することが可能です。
なお、注意点として、気になる案件があれば積極的に応募することをお勧めします。5件や10件応募してお見送りになっても、めげる必要は一切ありません。
「自分に合う案件は確率的に必ずありますし、最終的に合う案件に参画できれば問題ない」と思って、どんどん応募しましょう。
ちなみにエージェントさんによれば、書類通過率は10%程度とのことでした。
なお、筆者の場合は、20件ほど応募して、商談に進んだのは2件で、どちらも年収ベースで700−800万円のオファーをいただくことができました。
商談にはエージェントが同席してくれるため安心
商談では先方が指定したコミュニケーションツールを使って、オンライン面談が行われます。ツールとしては、Google MeetかZoomが多いようです。
また、商談前15分に担当エージェントさんと電話を繋ぎ、アイスブレイクをかねて雑談したり、案件の背景を聞くことが可能ですし、事前に商談の流れや面談で聞かれそうなポイントなども共有してくれますので心強いです。
上記のような工夫もありますので、候補者は安心して商談に臨むことができます。
STEP6 現職の退職交渉 → 案件参画
案件参画が決まったら、現職退職交渉をしていきます。
現職で円満退社することで、次のPJTにも気持ちよく臨めますので、少なくとも1ヶ月前には退職の意向を直属の上司に伝え、引き継ぎもしっかりやって、気持ちよく退職しましょう!!
40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由
ご参考までに、筆者がフリーランスエンジニアを目指した理由もお伝えします。理由はFIREに近づくためです。
FIREというのは、FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。
筆者の場合、「早期リタイア=仕事を辞める」ではなく、「早期リタイア=お金の不安から解放されて自由に働く」というイメージです。
そのイメージを具体化するために、一旦60歳時点での仮のゴールを設定しました。
60歳時点で目指す仮のゴール
以下の通りです。
・その1 60歳以降はマイペースで好きな仕事を好きな人と(価値観の合う人と)やりたい ・その2 60歳の段階で金融資産が3000万円以上ある ・その3 資産はS&P500に投資しておくこと ・その4 利率が年利105%として年間150万円の配当収入がある
その1 60歳以降はマイペースで好きな仕事を好きな人と(価値観の合う人と)やりたい
これは、早めにある程度経済的な自由(選択の自由)を手に入れて、ストレスの少ない環境で働きたいという意味です。
筆者は、エンジニアの仕事は好きですが、エンジニアの世界(というか会社には)色々な価値観の人がいて、ネガディブ発言しかしない人や、技術的なマウントをとりたがる人などがいるため、たまに困る時もありました。
また、受託や客先常駐で働いていた時は愚痴を撒き散らす同僚や、納期前になると発狂するマネージャー・無理難題を放り込むお客様にゲンナリしたりもしました。
これらのネガティブな側面はエンジニアに限らず、どこの組織でもあるでしょうし、社会人として働くコストだと思って今までは対応してきました。
ですが、ある程度の経済的な自由(選択の自由)が得られるようになったら、なるべくそのようなネガティブな要素とは距離を取りたいですし、距離を取っても成立するようにお金を稼ぎたいと思っています。
【WEB系自社開発企業はストレスが少なかった件】
ちなみにですが、筆者がサラリーマン時代の最後を過ごしたWEB系自社開発企業はとてもストレスが少なかったです。感想は以下の通り。
・裁量が大きい(SIerの様に一つ手順書を作ったり、機能を追加するのに、3つも4つも承認プロセスを通す必要がないです。 ・人間関係が良好で風通しがいい ・テレワークのおかげで通勤ストレスが少ない ・カジュアルになんでも任せてもらえる(新しいシステムやインフラの導入、ツールやスキームの導入など)
その2〜その4 60歳の段階で金融資産が3000万円以上ある
別に60歳の時点でなく、もっと早く達成したいのですが、お金の不安を感じることなく人生を送りたいという意味です。
そのため、時間とお金の無駄遣いはなくして、お金については月10万円程度、証券口座に投入して、S&P500などの米国インデックス投信を買い続けることで、FIRE達成の助けにしたいと思っています。
また、時間の無駄遣いをなくすために、換金性がない時間(無駄な飲み会(最近は少ないが)、無駄な業務、時間の無駄遣い(テレビやゲーム))を極力削り、エンジニアとしての稼働時間と余暇以外は、ブログや新しい技術の学習時間に投下したいと思っています。
社員エンジニアを辞めてフリーランスエンジニアを選ぶ理由
社員エンジニアとフリーランスエンジニアを比べた時、筆者にとってはフリーランスエンジニアの方がメリットが大きいと感じてます。理由は以下の通りです。
社員エンジニアと比べた場合のフリーランスエンジニアのメリット
- 報酬が高い
- マネーリテラシーが上がる
- 案件のコントロール性が高く、スキルアップがしやすい
- 選り好みしすぎなければ、50代になってもPJT参画が可能
- 社員のような雑務がない
この記事における社員とは?
・メガベンチャーやモダンなWEB系自社開発企業で勤務する社員は含めておりません。 ・また、テレコム企業や大手SIerなどで大規模なプロジェクトに関わっている給与の高いエンジニアも対象外です。 ・上記の会社に勤める社員エンジニアは「技術スタックがモダン・給与が高い傾向・裁量権がある・テレワーク可能・良質な人間関係がある・大規模なプロジェクトに上流から関われる」など、 かなりチートであったり、やりがいがある仕事内容であるため、フリーランスになるメリットが薄い場合があります。 ・この記事で想定する社員エンジニアは、給与が相場より低く抑えられていたり、案件ガチャに悩んでいるような社員エンジニアを想定しています。
ですので、本記事は社員エンジニアをディスっている訳では全くなく、「筆者の場合はこうですよ」という事例の共有ですので、その点ご考慮いただければうれしいです。
筆者自身、現職を含め今まで在籍した会社には大変感謝していますし、やりがいのあるタスクもさせてもらってきました。
ただ、今後自分が進みたい方向性を考えて、フリーランスを選択したということになります。
報酬が高い
社員エンジニアと比べると、一般的にフリーランスエンジニアは高単価で相場なりの報酬がいただけます。
一方、社員エンジニアの場合は、例えば同じスキルでも所属している会社、業界によって給料が変わってしまう場合があります。
理由はフリーランスは社会保障や給与体系が社員エンジニアと異なるためなのですが、その辺りはいずれ別な記事にまとめます。
マネーリテラシーが上がる
個人事業主になって、開業することで青色申告が可能になり、マネーリテラシーが向上します。理由は経営者になるためです。
筆者自身、昨年開業して今年は青色申告で確定申告するため、昨年は複式簿記で帳簿をつけたのですが、お金の使い方が開業前と大きく変わりました。(フリーランスエンジニアになるのは今年からですが、昨年の時点で物販などで利益があったため、昨年開業しました。)
マネーリテラシーが上がることで、使うお金に(投資、消費、浪費)のフラグをつけるようになり、回収可能なお金なのか、無駄遣いになるのかを見極めてお金を使うようになりました。
そのため、無駄遣い(お金と時間)がとても減り、有効に自分の資源を使うようになりました。
個人事業主は税制上のメリットも認められる
サラリーマンは経費は使えませんが(会社の経費ではなく、自分のお財布から出すお金の方です)、個人事業主は経費が使えます。これにより、税制上のメリットを受けることができます。
例えば、サラリーマンのみの給与の場合は、税引き後の給与から、自己投資のお金を捻出したり、家賃光熱費を払うことになります。
一方、個人事業主の場合は、税引き前の報酬から、自己投資やガジェット類の購入費用を経費にすることができますし、在宅ワークの場合は地代・水道光熱費・通信費の何割かを経費にできます(家事按分)ので、サラリーマンと比べて金銭面でのメリットが大きいです。
フリーランスは不安定なのでは?
よく「社員は安定している、フリーランスは大変」と聞くことがありますが、フリーランスエンジニアの場合は越売り手市場なため、一般的なスキルを持っていれば、案件にあぶれることは中々考えにくいです。
そのため、それなりに報酬をもらってしっかりお金を管理しておけば、PJTが急に終わっても生活に困る可能性はとても少ないかと。
案件のコントロール性が高く、スキルアップがしやすい
フリーランスエンジニアの場合は、案件ガチャとは無縁で、自分で参画したい案件を選べます。
そのため、スキル見合いにはなりますが、機能要件・非機能要件が複雑でモダンな技術スタックの案件に上流から参画できる確率を上げることができ、案件のコントロール性が高く、スキルアップがしやすくなります。
案件ガチャ
・社員エンジニアを悩ませるイベントのひとつ。社命で自分のやりたい方向性とは違うPJTに配属されること。 ・技術スタック、PJTの場所、人間関係(上司や同僚)を選べないこと。
機能要件・非機能要件が複雑でモダンな技術スタックの案件に上流から参画
エンジニアが市場価値を高めるためには、機能要件・非機能要件が複雑でモダンな技術スタックの案件に上流から参画するのが手っ取り早いと言われています。 例えば、社内SEだとモダンなゼロトラストセキュリティネットワークの構築案件などは、高単価な印象があります。
選り好みしすぎなければ、50代になってもPJT参画が可能
フリーランスエージェントに登録した際、「50代のエンジニアは案件に参画しにくいのか?」と聞いてみましたが、担当者様の回答は「選り好みをしすぎて、高単価な案件を選びすぎると、参画しにくくなるが、それほど心配する必要がない」とのことでした。
理由は、逆に言えば、単価や案件の内容にこだわりすぎなれば、エンジニアは売り手市場なので、少なくとも全く参画できないということはないためだそうです。
ただし、ある程度プライベートな時間もスキルアップや新しい技術取得のために時間を使って、年齢を経ても柔軟性や新しい技術への対応ができるように準備しておく必要はありそうです。
社員のような雑務がない
社員の場合、会社のイベントへの参加や、半期、四半期毎の人事考査など、様々な雑務がありますが、フリーランスエンジニアは対応不要です。
また、報酬体系もシンプルで、エージェントを通すため未払いは発生しない・支払いはスムーズ・営業も代行してもらえる・参画前に報酬額も分かるなど、とても透明性が高いです。
一方、社員エンジニアの場合、頑張りが給与に反映されるのが難しいです。そもそも人事考査が謎です。
ちなみに、筆者の個人的な見解では、人事考査は無駄だと思っています。本人が資料を作る手間も、マネージメントが資料を見て評価する手間も無駄ですね。
「エンジニアの報酬は市場価値に連動した相場価格が支払われればOK」というのが筆者の意見です。
そうすれば、エンジニアは勝手に市場価値の高いスキルを身につけますし、結果として技術的な競争が進み、人材の流動性も上がるため、日本のIT技術が進歩し、エンジニアの報酬もアップしていいことばかりです。
特にデメリットはないかと。。
もちろん、いくつかデメリットもありますが、筆者は自分が思い描く人生設計を実現するために、フリーランスエンジニアになることにしました。
フリーランスエンジニアのデメリット
以下のデメリットも存在しますのでその辺りは考慮に入れておく必要があります。
・決済権がない場合が多い ・社内で良質な人脈を築きにくい場合がある ・契約満了で案件が終了する場合がある ・社会的な信用が得にくい場合がある(ローンやクレジットカードの審査に通りにくいなど)
記事は以上になります。
退職まで残り50日の時点でここまで手順を進めることができました。
何かのご参考になれば幸いです。
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