今回は仕入れの際の中古カメラのチェック(検品)方法についてシェアしたいと思います。私が扱っている中古カメラはほとんどが数十年以上前の機種で今では専門店に行かないとお目にかかれない機種ばかりです。古いカメラですので、デジタルではなくフィルムカメラです。フィルムを装てんして、シャッターを押して写真をとり、写真屋さんにフィルムを持ち込んで現像してもらうようなカメラです。しかし、私はebayで中古カメラ販売をスタートするまでは、フィルムカメラをほとんど触った事がありませんでした。最近はデジカメすら持たず、スマホで写真を撮る事が多いです。そんな私ですが、検品のポイントを把握し、何度もチェックしているうちに次第に慣れてきました。みなさんも、慣れてしまえばそれほど難しい作業ではありませんのでぜひチャレンジしてみてください。検品ポイント古い一眼レフには主に以下のパーツや機能があります。・ ボディ・ ファインダー(のぞき窓です)・ シャッター・ シャッタースピード切り替えダイヤル・ 巻き上げレバー(フィルムを巻き上げるレバー)・ フィルム室(フィルムを装てんする場所です) ・ セルフタイマー(ついていない機種も多いです)・ 露出計(ついていない機種も多いです)パーツや機能が多くて分かりにくいですね。今回は紙面の関係ですべては触れませんが、このうち重要なボディとシャッターについてシェアさせて頂きます。ボディの検品方法まずボディですが、ボディには傷や凹みなどがないものが良しとされます。また、古いカメラは革張りである事も多いので、皮の状態も綺麗なものが高値がつき易いです。シャッターの検品方法次にシャッターですが、第一にシャッターが切れる事。第二にシャッタースピードが変化する事をチェックします。巻き上げレバーでシャッターをチャージしてシャッターを押すと、「パシャッ」と軽快なシャッター音が聞かれればOKです。その際、シャッター幕の開閉を確認してあげて下さい。シャッタースピードとはその名の通り、シャッターの開閉スピードです。古いカメラは、たいていシャッターボタンの横にダイヤルがついていて、ダイヤルを回すと、シャッタースピードを1秒、1/2秒、1/4秒、1/8秒など手動で変化させる事が出来る機種が多いです。シャッタースピードを変化させるには、シャッター横のダイヤルで数字を変化させてそれに応じてシャッターを切り、シャッター音と、シャッター幕の開閉スピードを目視で確認して、問題なく変化するかをチェックします。カメラの修理屋さんによっては、シャッタースピードを厳密に確認する為の機械で測定してくれるところもありますが、通常はシャッタースピードが問題なく変化している事をチェック出来ればOKでしょう。以上、カメラの検品方法概要をシェアさせて頂きました。みなさんのご参考になれば幸いです。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。PS———————————-よろしければ、過去記事は以下のリンクよりお読みください。今までの記事の目次になっております。コンテンツ一覧———————————-