【フリーランスエンジニア 体験談3回目】フリーランスエンジニアになるのに年齢が関係あるか考察してみた
2024.07.22更新
この記事は社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるための体験談3回目です。いずれはフリーランスエンジニアになりたいとの思いで、ポートフォリオの一部としてブログを書いています。
今ではフリーランスエンジニアに問題なくなれましたが、実体験も交えてフリーランスエンジニアになるのに年齢が関係あるか考察してみました。
ご参考になれば幸いです。
関連記事
>> 【体験談0回目】フリーランスになる前の悩みあれこれと解決策
>> 【体験談1回目】エンジニアがWordPressで技術ブログを始める3つのメリット
>> 【体験談2回目】クラウドワークスで登録初日に案件受注した方法
>> 【体験談3回目】フリーランスエンジニアになるのに年齢が関係あるか
>> 【体験談4回目】40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順
>> 【体験談5回目】2022年の振り返り/2023年の目標設定/想定リスクと対処法
結論
筆者が観測する限り、フリーランスエンジニアになるのに年齢は関係ありません。
理由は以下の調査レポートが示す通り、50代のフリーランスエンジニアの契約者が増えている。社員エンジニアから50代でフリーランスに転身するエンジニアが増えていることがわかるからです。
>> 【調査レポート】50代のフリーランスエンジニア直近2年で1.6倍
ただし、立ち回り方によっては年齢が不利に働く場合がありますので注意が必要です。
立ち回り方によっては年齢が不利に働く場合の例
- 常に最新技術を学ぶ柔軟性がない
- 年下のメンバーにも敬意を持って接することができない
- 案件を選びすぎてしまう(技術スタック・単価など)
常に最新技術を学ぶ柔軟性がない
技術の進歩が激しいですので、新しい技術に対応できないと厳しいです。
例えばインフラの場合、エンジニアとしての経験が長くてもLAMP環境の開発のみの経験よりは、パブリッククラウド上でインフラを構築したり、インフラをコード化したり、CI/CDパイプラインを構築できた方が、引き合いがあるイメージです。
LAMP環境
以下の技術スタックでオンプレミス上で開発する ・L Linux ・A Apache ・M MySQL ・P PHP/Python
年下のメンバーにも敬意を持って接することができない
エンジニアとしての経験を積んで年齢が上がってくると、相対的に周りのエンジニアが年下の場合が多くなります。特に、上司や権限者が年下という場合も珍しくなくなります。
参画先で良好な人間関係を築き、気持ちよくタスクをこなすためには、年下のメンバーにも敬意を持って接する必要があります。
さらに、Web系自社開発企業のような20代、30代のエンジニアが多めでキラキラした最新技術を使ったPJTでは、そもそも現場の若いエンジニアが同年代のエンジニアと仕事をしたいため、参画を拒否られる場合もあるでしょう。
案件を選びすぎてしまう(技術スタック・単価など)
フリーランスエージェントに聞いたところ、以下の場合は紹介できる案件が少なくなるとのことでした。
- 案件単価が高い案件を要望しすぎる
- 最新の技術スタックの案件を要望しすぎる
案件単価が高い案件を要望しすぎる
40代後半から50代にかけては単価が高くなりがちなので、参画しにくくなってしまう場合があるようです。
バランス感覚を持って、単価を調整することも必要かもしれません。
最新の技術スタックの案件を要望しすぎる
ベンチャーやスタートアップの企業が選択するようなキラキラした最新の技術を使ったPJTは同僚エンジニアが若い場合があるため、参画できない場合があります。
場合によっては、SIer系のレガシーなPJTの運用保守案件など、若い人が参画したがらないPJTに割り切って参画できるのであれば、案件数の数自体はありますので、参画できないということはなさそうです。
フリーランスエンジニアを少しでも長く続けるために気をつけること
- 常に最新技術を学ぶ柔軟性を持つ
- 年下のメンバーにも敬意を持って接する
- 案件を選びすぎない(技術スタック・単価など)
- 自分の健康に配慮する
常に最新技術を学ぶ柔軟性を持つ
常に市場価値が高い技術を学び続ければ、参画可能な案件がなくなることはなさそうです。
需要が高い技術スタックは、転職ドラフトで複数入札をされている方のスキル感が参考になります。
参考までに、以下は筆者が現場で感じたり、求人を見て感じた需要が高そうな担当工程、技術スタックです。
ほんの一部ですが、ご参考になればと。。。
インフラ編
担当工程 | 要件定義→設計→構築・実装→テスト→運用 |
技術スタック | AWS, GCP Docker, Git, HySQL, Linux, Python, JavaScript Terraform Amazon CLI CircleCI |
使用ツール | Redmine, jira, Slack, |
情シス編
担当工程 | ・ヘルプデスク ・物品調達 ・コーポレートインフラの予算とり→要件定義→設計→運用 ・ベンダー折衝 ・セキュリティ統制 |
技術スタック | ・IDaaS/MDM/SWGなどゼロクラウドセキュリティに対応する技術 ・GoogleWorkspaceやMicrosoft365などの経験 ・RPAの経験 ・プログラミングの経験 |
年下のメンバーにも敬意を持って接する
案件を選びすぎない(技術スタック・単価など)
自分の健康に配慮する
40代や50代になると、仕事のへの熱量や体力が、20代や30代の時と比べて落ちてくる場合があります。ご自身のスキルを少しても長く換金するために、健康に配慮することが大事かなと思います。
新しい技術を効率的に学ぶために、アウトプット型の学習をするのがおすすめ
新しい技術を学ぶ際は、アウトプット型の学習をすると効率的です。以下が参考になるかと。
>> STEP3 足りないスキルを学ぶ
筆者のしくじり
筆者は新卒でIT業界に入り、最初の10年で以下のキャリアを積みました。
・3年目まで 通信機器の保守
↓
・5年目まで ネットワークの構築
↓
・10年目まで WEBシステム(オンプレミスでのLAMP環境)の監視→設計→構築
この後にインフラエンジニアのキャリアを目指し切ればよかったのですが、当時「プログラマ定年35歳説」に惑わされて、テレコム会社の技術営業に(金に釣られた&エンジニアとして学ぶのを若干面倒と思ってしまっていたため)転職してしまいました。
しかし、今考えると、浅はかでした。
当時のタイミングで、インフラエンジニアとしてのキャリアを突き進んでおかなかったせいで、その後の10年はエンジニアとしてのキャリアがかなり迷走してしまいました。
インフラ部分はフロントやバックエンドよりも仕様が早く決まる(上流)のため、決済者に近く単価が高い傾向があります。
また、近年はインフラがクラウドに集約されているため、DevOpsなどの職業がかなり引き合いが多くなっています。
10年前にインフラエンジニアとしてのキャリアづくりを頑張り切れなかったことは今でも後悔しています。
この記事をお読みいただいた方には、そんな後悔はしてほしくないです。
エンジニアはガリ勉が換金できるとても素晴らしいチートな職種ですので、ぜひ、新しい技術の取得は積極的にしていきましょう。
新しい技術を学ぶ際は、アウトプット型の学習をすると効率的です。以下が参考になるかと。
>> STEP3 足りないスキルを学ぶ
関連記事
>> 【体験談0回目】フリーランスになる前の悩みあれこれと解決策
>> 【体験談1回目】エンジニアがWordPressで技術ブログを始める3つのメリット
>> 【体験談2回目】クラウドワークスで登録初日に案件受注した方法
>> 【体験談3回目】フリーランスエンジニアになるのに年齢が関係あるか
>> 【体験談4回目】40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順
>> 【体験談5回目】2022年の振り返り/2023年の目標設定/想定リスクと対処法