GASのプログラミングメモ第2回です。
トピックを何回かに分けて記載していきます。また、この記事はプログラミングメモですので、どんどん追記していきます。
ちなみに、プログラミングメモの書き方のコツはこちら。
>> 【PHP】PHPプログラミングメモ/プログラミングメモのコツ
関連記事
>> 【GAS第1回】Hello, World!の出力
>> 【GAS第2回】特定のセルから値を取得→計算→結果をセルに戻す
>> 【GAS第3回】特定のセルから身長と体重を取得→BMI計算→結果をセルに戻す
GAS02 GASでスプレッドシートの特定のセルから値を取得→計算→結果をセルに戻してみる
0 やりたい事
A2セルから値を取得 → プログラム内で掛け算をする → 新しい値を生成する
B2セルに新しい値を格納する
1 はじめにfunctionを作成
function GAS02(){
}
2 紐づいているスプレッドシート(以下SS)を取得 → 取得できているか確認する
コード
function GAS02() {
// 紐づいているスプレッドシートを取得
var ss = SpreadsheetApp.getActive();
console.log("取得したssは" + ss + "です");
}
実行ログ
17:09:52 お知らせ 実行開始
17:09:52 情報 取得したssはSpreadsheetです。
17:09:53 お知らせ 実行完了
エラーポイント
- functionの記載漏れ「()」や「function」や「{}」かっこ閉じ忘れ
- 半角OK 全角NG
- 行の最後に「;」セミコロン忘れ
- 文字列を「”」半角ダブルコートで括り忘れ
- コメントアウト忘れ「//」
- varで変数を宣言忘れ
3 スプレッドシートの特定のシートを取得
function GAS02() {
// 紐づいているスプレッドシートを取得
var ss = SpreadsheetApp.getActive();
console.log("取得したssは" + ss + "です。");
// SSのGASというシートを取得する
var sheetGAS = ss.getSheetByName("GAS");
console.log("取得したシートは" + sheetGAS + "です");
}
実行ログ
17:20:18 お知らせ 実行開始
17:20:18 情報 取得したssはSpreadsheetです。
17:20:18 情報 取得したシートはSheetです
17:20:19 お知らせ 実行完了
4 A2セルから値を取得する
function GAS02() {
// 紐づいているスプレッドシートを取得
var ss = SpreadsheetApp.getActive();
console.log("取得したssは" + ss + "です。");
// SSのGASというシートを取得する
var sheetGAS = ss.getSheetByName("GAS");
console.log("取得したシートは" + sheetGAS + "です");
// A2セルを取得
// セルの番地は行,列(row,colum)で指定
var numA2 = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName("GAS").getRange(2,1).getValue();
console.log("取得したシートは" + numA2 + "です")
}
実行ログ
17:31:53 お知らせ 実行開始
17:31:53 情報 取得したssはSpreadsheetです。
17:31:53 情報 取得したssはSpreadsheetです。
17:31:53 情報 取得したシートはSheetです
17:31:54 情報 取得したシートは90です
17:31:54 お知らせ 実行完了
5 A2セルの値に10をかける
function GAS02() {
// 紐づいているスプレッドシートを取得
var ss = SpreadsheetApp.getActive();
console.log("取得したssは" + ss + "です。");
// SSのGASというシートを取得する
var sheetGAS = ss.getSheetByName("GAS");
console.log("取得したシートは" + sheetGAS + "です");
// A2セルを取得
// セルの番地は行,列(row,colum)で指定
var numA2 = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName("GAS").getRange(2,1).getValue();
console.log("取得したシートは" + numA2 + "です")
// A2セルの値に10をかける
var newNum = numA2 * 10;
console.log(newNum)
}
実行ログ
17:36:11 お知らせ 実行開始
17:36:11 情報 取得したssはSpreadsheetです。
17:36:11 情報 取得したシートはSheetです
17:36:11 情報 取得したシートは90です
17:36:11 情報 900
17:36:11 お知らせ 実行完了
6 シートGASのB2セルに新しい値をセットする
function GAS02() {
// 紐づいているスプレッドシートを取得
var ss = SpreadsheetApp.getActive();
console.log("取得したssは" + ss + "です。");
// SSのGASというシートを取得する
var sheetGAS = ss.getSheetByName("GAS");
console.log("取得したシートは" + sheetGAS + "です");
// A2セルを取得
// セルの番地は行,列(row,colum)で指定
var numA2 = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName("GAS").getRange(2,1).getValue();
console.log("取得したシートは" + numA2 + "です")
// A2セルの値に10をかける
var newNum = numA2 * 10;
console.log(newNum)
// B2セルにnewNumの値をセットする
sheetGAS.getRange(2,2).setValue(newNum);
}
実行ログ
17:39:21 お知らせ 実行開始
17:39:21 情報 取得したssはSpreadsheetです。
17:39:21 情報 取得したシートはSheetです
17:39:21 情報 取得したシートは90です
17:39:21 情報 900
17:39:22 お知らせ 実行完了
スクリプト実行前
スクリプト実行後
以上でGASプログラミングメモの第2回は完了です。
次回はSSから身長と体重の値を取得 → BMI値を計算 → セルに戻す手順を記載していきます。