【フリーランスエンジニア 体験談1回目】エンジニアがWordPressで技術ブログを始める3つのメリット【技術のアプトプット】
2024.07.22更新
この記事は社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるための体験談1回目です。いずれはフリーランスエンジニアになりたいとの思いで、ポートフォリオの一部としてブログを書いています。
技術ブログに日々の学びをアウトプットすることで、学習ログ・備忘録にしたいためです。
また、せっかくなら運営費分くらいブログで収益化しできないか調べたことを記事にまとめます。
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この記事で分かること
- エンジニアがアフィリエイトしやすいもの
- エンジニアがブログで収益化するのは可能
- ブログでの情報発信をおススメする理由
- エンジニアがWordPressで技術ブログを始める3つのメリット
- おすすめのアフィリエイトサイトとブログの始め方
エンジニアがアフィリエイトしやすいもの
エンジニアの強みはなんといってもその技術力と経験値です。理由は毎日業務で知識を積み上げたり、日常的にググって新しい知識を吸収しているからです。
したがって、以下のものをアフィリエイトできます。ターゲットはずばり初学者(過去の自分や会社の後輩さんに向けて書くイメージで投稿する)です。
エンジニアが発信しやすい情報とアフィリエイトしやすいもの
- 自分の得意な技術分野(プログラミング知識・Web制作やデザインの知識・インフラやクラウドの知識)の知識や学習方法
- 技術的に困ったことや試したことを分かりやすく解説する
- 自分の転職経験、就活経験など
上記の感じで初学者に発信しつつ、「技術書、参考書、Webサービス、プログラミングスクール」などをアフィリエイトすれば、初学者に喜ばれますし、自分にもアフィリエイト収入がはいるので、Win-Winになりますね。
アフィリエイトとは?
ざっくりいうと、商品を紹介して、手数料を数パーセントいただくことです。広告手法とし確立されたホワイトな手法なのでご安心を。
例えば、ブログでプログラミングの勉強方法や自分が試したり、検証したことを書いて、学習参考書を紹介するとしましょう。
そして、参考書のURLに、Amazonアソシエイトのリンクを貼っておいたとします。
仮に、その技術ブログの記事を初学者の方が読んで、自分もその参考書で勉強しようと思って、ポチッたとしましょう。
そうすると数パーセントがバックされる。そんなイメージです。
言い換えると、Amazonがフィーを支払う感じになります。
技術書に限らず、転職サイトなどのWebサービスやプログラミングスクールなども同様に紹介することが可能ですので、同じロジックでフィーを得ることができます。(成約の条件はいろいろあります。)
アフィリエイト市場って拡大しているの?
以下の図をご覧ください。矢野経済研究所が調査した、アフィリエイト市場規模推移と予測です。年々拡大していることが分かりますね。
上記のレポートから分かるように、アフィリエイト市場=インターネット広告市場は成長産業であるといえます。
アフィリエイトって響きが怪しい・・・
確かに、インターネットの世界は玉石混交で有用な情報を提供する優良アフィリエイトメディアもあれば、情弱をだまして商品を売りつけるようなダークなメディアが存在することも事実です。
しかし、ご紹介する技術者ブログは、エンジニアが日々の学びをブログに書き、技術書や自身が役立ったサービスを紹介するようなモデルですので、とてもクリーンで、有益なものです。
ダークなメディアとは視点がことなりますので、問題ありません。
エンジニアがブログで収益化するのは可能
自分の技術書代や、サーバー代くらいなら、収益化することは十分に可能です。
理由はエンジニアは自身が日々勉強していることが多いため、経験に沿った価値ある情報が発信できるからです。
エンジニアが現場で何気なく行っている作業や日々の学習方法などは、初学者にとってはまさにほしい情報です。
情報漏洩は絶対NGですが、技術的な観点や現場でのノウハウなど、エンジニアにしか発信できない情報を発信できたら最高ですね。
ブログでの情報発信をおススメする理由
理由は以下の4つです。
- アウトプットを前提として学習するため、日々の技術情報収集や学習に前向きになれる/またアクティブラーニング効果も得られる
- 自分の経験や知識が言語化されて、思考が整理される
- 見込み顧客の属性が高い
- エンジニア市場は今後に10年単位で成長が見込まれる成長産業
アウトプットを前提として学習するため、日々の技術情報収集や学習に前向きになれる/またアクティブラーニング効果も得られる
アクティブ・ラーニングは、学習手法の一つであり、学修者が能動的に学修に参加する学習法の総称で、文部科学省が「主体的・対話的で深い学び」として推進している考え方です。
分かりやすい事例として、ラーニングピラミッドという考え方がありまして、ざっくり言うと、単に講義を受けているだけでは学習定着率が5%と低く、覚えたことを他の人に教えると学習定着率が90%になるそうです。
つまり、学習者にとって受動的な環境ではなく、能動的になる環境が効果的だという考え方です。・・・図A
ブログで情報発信する=他者に教える これによって、自分の学習効率もアップするというわけです。
ブログを書くことで自分の経験や知識が言語化されて、思考が整理される
YouTubeやTwitterで発信するのももちろんおススメします。
ですが、ブログは文字メディアなので、必ず文章を書くわけです。その際に自分の思考が整理されて純度が高まっていくため、学習した知識や経験をまとめる際にとても効果的です。
仕事に役立つメリットとして、ドキュメンテーション能力が確実に向上します。
読書=見込み顧客としたときに、属性が高い
ブログは文字メディアなので、文字で情報収集する属性に対して情報を届けられます。
文字で情報を得るということは、読書習慣があったり、自己投資に積極的な層が多いことが想定されるため、自分が紹介した商品を購入してくれる可能性が高まるといえます。(もちろん怪しいものではなく、役に立つ商品であることが前提です)
エンジニア市場は今後に10年単位で成長が見込まれる成長産業
エンジニア市場というマクロな視点で考えても、ブログでの情報発信は有効と言えます。以下のレポートによれば、今後10数年エンジニアは不足するといわれています(ざっくり言うと。)
>> 【みずほ総研】IT 人材需給に関する調査
ですので、エンジニア転職マーケットは活況するという予測が成り立ちます。マーケットが活性化するということは、広告に資金が投入されることも十分予想されますので、エンジニア向けのメディアとしてブログを運営することは、有利にはたらくでしょう。
エンジニアがWordPressで技術ブログを始める4つのメリット
すべて体験したことですが、多くのエンジニアのかたにあてはまるかと。メリットは以下の3つです。
- アクティブラーニングのおかげでプログラミング学習がはかどる
- マーケティング視点が身につく/転職活動でプラスに作用する可能性もあり
- 学習のモチベーションになる
- ブログの運用を通してマーケティングが実践できる
アクティブラーニングのおかげでプログラミング学習がはかどる
昨年(2020年)に、それまで10年以上勤務した通信会社系企業を退職し、Web系自社開発企業に転職をしました。
退職から再就職までの間、プログラミングの学びなおしをしたのですが、その際学んだことや体験をブログに書くことで、学習がとてもはかどりました。
前章でお伝えしたピラミッドラーニング効果により、ブログに書くことで学習内容が整理されたことが理由です。
また、副産物として、後で学習内容を忘れたときに備忘録として利用できたので、その点でもとても役に立ちました。
マーケティング視点がみにつく/転職活動でプラスに作用する可能性あり
現在Webマーケティングの会社に勤務していますが、面接時にブログを運営していることがフックになって、スムーズな面接をすることができました。
理由は、面接の際に、ブログの運営を通してマーケティングスキル習得を試みている点を強調したので、そこを多少面白がってもらえたようです。
というのも、ブログはマーケティングのツールとしても強力ですので、転職先の企業のビジネスと親和性が高かったというのが多少面接でプラスに働いた気がします。
このように、転職時にブログの運用をプラス作用させるのは、割と再現性が高いのではないでしょうか。
さらに、令和の時代は副業兼業の時代です。2018年に政府が副業を推進する旨の発信をし、現在では経団連に所属する企業のトップが、終身雇用の終わりを示唆する発言をしてきています。
そんな中、エンジニアがサバイバルするツールとして、マーケティングスキルを身に着けることは、将来的に自分の商品やサービスを販売したり、クライアントのアド運用をコンサルティングしたるする際にとても有効に働くでしょう。
学習のモチベーションになる
AWS CloudTech(#クラテク)というAWSの学習コミュニティに参加していますが、そこでの学びを自分なりに落とし込んで、ブログに書くことで、学習に対して高いモチベーションを保つことができています。
「このレッスンを自分なりに理解して記事にしよう!!」こんな感じのモチベーションですね。
カリキュラムなどにご興味のあるかたは、以下リンクより公式ページにリンクできますので、内容をご覧になってみてはいかがでしょうか。
>> AWS CloudTech
ブログの運用を通してマーケティングが実践できる
ブログを運用するとマーケティングの知識が身につき、実践ができます。理由は収益化を狙ううえで、SEOライティングの知識やキーワードの概念・知識が必須となり、それらを実践する中で自然とマーケティングの知識が身についてくるからです。
生意気言って恐縮ですが、日本の技術者は技術力が高いと感じています。
でもマーケティングのスキルに明るくないので、ご自身のスキルや強味だったり、作ったプロダクトをうまく世の中に発信できていないため、スキルの換金・プロダクトの換金がうまくいっていないとも感じています。
日本のエンジニアがもっともっとスキルをうまく換金したり、もっというと価値の高い自社の製品をうまくマーケティングして日本国内のみならず海外に対しても仕掛けていってほしいと感じています。
体験談
なぜ、日本のエンジニアは技術が高いと感じるのか?
話がずれて恐縮ですが、以前、海外向けに日本の中古品を販売するECサイトを運営していてかなり海外のお客様に喜んでいただきました。
扱っていた商材は中古のカメラやレンズで、年代は戦後(1945年以降)から2000年頃までに生産されたものです。
海外のお客様がおっしゃっていたのは、日本の製品は本当に高品質で素晴らしいということです。
独自のメンテナンスをして販売していましたが、当時のエンジニアさんと対話するつもりでメンテナンスしていました。パソコンもCADもない時代に、本当に美しいギミックでカメラやレンズが設計されていたと感じました。
このように体感してきました。日本のエンジニアは職人気質で、まじめなので、戦後間もない物のない時代でも何とか工夫して素晴らしいプロダクトを作った歴史を体感してきたのです。
そして、そのスピリットは、当時のもづくりエンジニアだけではなく、現在のソフトウェアエンジニアも受け継いでいると思います。
いままで、SES、SIer、電気通信事業者、WEB系自社開発で勤務しましたが、多くの同僚は優秀で、何とか技術力で課題を解決しようとするスピリットを持っていました。
ですので、もっともっと日本のエンジニアは認められるべきですし、そのためには、マーケティング力を身に着けて、ご自身のスキルや自社のプロダクトを世の中に広めていいくことが重要だと考えているのです。
おすすめのアフィリエイトサイトとブログの始め方
最後におススメのアフィリエイトサイトとブログの始め方をご紹介します。
エンジニアブログにおススメのアフィリエイトサービス(ASP)
以下3つのASPはすべて登録しておくといいかもです。トップアフィリエイターをはじめとして、収益化しているメディアはもれなく登録してます。特にデメリットはありません。
おススメのASP3選
>> もしもアフィリエイト
>> バリューコマース
>> A8.net
サービスの特徴
もしもアフィリエイト
登録後のメールで、アフィリエイトのやり方を教えてくれます。定期的にキャンペーン情報も送ってくれるので、おススメ。
>> もしもアフィリエイト
A8ネット(えーはちねっと)
案件数が多いです。無難に登録しておきましょう。
>> A8.net
バリューコマース
アフィリエイトマーケティングのパイオニアです。2012年には東証一部上場を果たし、経営基盤もしっかりしています。
>> バリューコマース
ブログの始め方
以下の記事をどうぞ。
>> 【初心者向け】WordPressを利用したブログの始め方
QiitaとWordPressブログの違い
技術ブログなんて作らなくても、QiitaやZennに書けばいいじゃんという意見もありそう。
その通りです。QiitaやZennは素晴らしいメディアですので、全く問題ないです。ほぼ毎日、QiitaやZennの技術記事にお世話になっています。
社会人の平均学習時間がなんと6分間と言われているなかで、技術ブログに記事を投稿するってホントに素晴らしいと思います。
そんな素晴らしいメディアですが、マーケティングスキルをアップする(セルフメディアを育てる)・アフィリエイトでブログの収益化目指す、という観点では、WordPressでのブログ運営に分があるかなという印象です。
理由は、QiitaやZennの情報はあくまで発信者もプラットフォームだからです。
マーケティングスキルをアップする(セルフメディアを育てる)・アフィリエイトでブログの収益化目指すという視点もあわせてブログ運営するのであれば、独自ドメインを取得し、WordPressでブログ構築して個人の信頼に結び付く形で、ドメインを強化するスタイルをご検討してみるのもいいかなと。
ただし、エンジニア向けのリクルートサイトや転職サービスでは、GitHubのアカウントやQiitaのアカウントをサービスに紐づけて、オーナーの市場価値の判断材料にしているサービスもみられるように、Qiitaへの技術記事の投稿はある種のステータスにもなりえます。
ですので、ブランディングという意味ではQiitaやZennを利用して全く問題ない、、というか素晴らしい選択です。
一方、ブログ単体での収益化(技術書やガジェットを紹介して、広告手数料を得る)という意味ではWordPressブログを選択すると有利という感じです。
このあたりはご自身の発信スタイルにあわせてご選択してみてはいかがでしょうか。どちらが優れているというのはなく、目指す発信スタイルによって、選択されるのがよろしいかと。
まとめ
本記事では、「本業のIT知識を生かして副業してみたい」「アフィリエイトってかせげるのかな?」「エンジニアがブログをやって収益化できるか知りたい!」このような疑問に対して経験談をもとにお答えしました。
以下にWordPressの始めかたとおすすめのASP3選を再掲します。
エンジニアのみなさまが素敵なアフィリエイトライフを送られるお役に立てば幸いです。
WordPressブログの始め方
>> 【初心者向け】WordPressを利用したブログの始め方
おススメのASP3選
>> もしもアフィリエイト
>> バリューコマース
>> A8.net
関連記事
>> 【体験談0回目】フリーランスになる前の悩みあれこれと解決策
>> 【体験談1回目】エンジニアがWordPressで技術ブログを始める3つのメリット
>> 【体験談2回目】クラウドワークスで登録初日に案件受注した方法
>> 【体験談3回目】フリーランスエンジニアになるのに年齢が関係あるか
>> 【体験談4回目】40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順
>> 【体験談5回目】2022年の振り返り/2023年の目標設定/想定リスクと対処法