【フリーランスエンジニア 体験談2回目】【提案文が重要】クラウドワークスで登録初日に案件受注した方法
2024.07.22更新
この記事は社員エンジニアからフリーランスエンジニアになるための体験談2回目です。いずれはフリーランスエンジニアになりたいとの思いで、ポートフォリオの一部としてブログを書いています。
この記事では、自分の技術的な知識が収益化につながるか(需要があるか)を調査するために、クラウドワークスに登録して技術的なタスクを受注できるた調査したものです。結果からするとすぐに技術記事のライティング案件を1記事3000円(文字単価1.5円)で受注できました。
ご参考になれば幸いです。
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この記事について
クラウドワークスに登録した初日でWebライティング案件を受注した方法をまとめました。
本記事はWEBライディングの案件を主な例にご紹介しますが、プログラミングや動画編集など、他のスキルでも応用可能です。また、クラウドワークスを例にしていますが、ランサーズやココナラにも応用可能です。
この記事で分かること
- クラウドソーシングサイトで登録初日に案件受注した方法
- 受注した手順
- おススメのクラウドソーシングサイト
- 筆者がつまずいた点
- まとめ
登録初日に案件受注した方法
特にトリックやテクニックは使っておらず、どなたでも対応が可能ですのでご参考にしていただければ幸いです。
方法としては、クラウドワークスで自分のできそうな案件を検索し、提案文を送っただけです。まあ普通ですね。
ただし、登録初日に受注するには多少工夫する必要があります。理由は、人気の案件はライバルが多く、登録間もない登録者が普通に戦っても勝てる見込みが薄いからです。
ですので、自己紹介、自分のスキル証明(ポートフォリオや過去記事の提示)、提案文は全精力を傾けて作りこみました。
筆者は、この方法で技術系メディアのWebライティング案件を受注しましたが、プログラミングでも動画編集でも、その他タスクでもなんでも応用が可能です。どうせ特別なスキルを持ってるから受注できたんでしょ?と言われそうですがそんなこともありません。
理由はクラウドワークスで検索すれば分かりますが、自分の「好き」・「得意」・「仕事でやったことがある」レベルで十分対応が可能な案件がヒットするからです。
結論
・クラウドワークスで登録初日に受注する方法:自分のできそうな案件を検索し、提案文を送るだけ。
・ただし、ライバルが多く、信頼もゼロなので、工夫する必要があり。
・なので、自己紹介、自分のスキル証明(ポートフォリオや過去記事の提示)、提案文は全精力を傾けて作りこむ
では、具体的な手順を見ていきましょう。
受注した手順
- 経歴を棚卸する。(実績がなければ、ポートフォリオを作成しておく)
- 案件登録サイトに登録する
- 自分のスキルで対応が可能な案件を探す
- クライアントに何が刺さるか(ギブできるか)を考えて自分の引き出しから何をアピールするか決める
- ギブを入れて提案文を作成する★超重要★
- 提案文を送る
- 案件受注
経歴を棚卸する。(実績がなければ、ポートフォリオを作成しておく)
まず、クライアントさんが「登録間もないワーカーさんだけど、どうしてもこの人に仕事を頼みたい」と思うには、何が必要でしょうか?
端的にいえば、スキルと信頼があれば、お仕事を発注していただけます。また、注意点として、アルバイト先や会社ではないので、クライアントさんはワーカーさんに教育コストをほぼかけられません。
つまり、自分が作業内容を対応できるスキルがあり、コミュニケーションがちゃんととれり、仕事をなげださずに納品してくれる信頼感があり、マニュアルを渡せば、自走してくれる(教育の手間がかからない)ということが証明できればいいわけです。
評価ゼロでスキル・信頼を担保する方法
スキル担保 自身の経歴を棚卸してしっかり記載する
はじめて案件受注しようとしているので、こちらもドキドキですよね。でも、超ハイスキルな人しか案件を取れないということはありません。クライアントさんが求めているのは、依頼案件をトラブルなく無難にこなしてくれるワーカーさんです。
ここからは、クラウドソーシングの登録時に、スキルと信頼を担保しつつ登録する方法をご紹介します。
※担保する:スキルを知っていただく、信頼していただく。
案件登録サイトに登録する
少し事例をご紹介します。
例えばWeb制作の案件で、ちょっとしたホームページ作成依頼でスキルを担保する
この場合、yahooのトップページのような高機能なページを作る必要がなく、初学者が学習のために、サンプルで作成するサイトのレベルで十分に満足していただけるでしょう。
理由は筆者が以前ココナラでアフィリエイトサイトを作成依頼した際に、十分満足した経験があるからです。当時筆者はWordPress知見がなかったのですが、アフィリエイトサイトを運営したくなりました。
そこで、ココナラで5000円でブログサイト作成を依頼したところ、とても満足できるものを納品してもらいました。
今なら知識があるので、15分程度でサーバー契約、ドメイン取得、WordPressインストール、テーマ設定ができますが当時はチンプンカンプンでしたので、とても助かりました。
このように、知っていれば余裕でできることも、知らない人には助かるお仕事になるわけです。
ですので、プロフィール欄でしっかりとアピールしていきましょう。
ポートフォリオの貼り方と個数
Web制作の初学者のかたでポートフォリオを作り切った方なら、Progateやドットインストールなどのプログラミングレッスンサイト → サイトの模写 → ポートフォリオサイト作成 と学習を進めてきたかたが多いでしょう。
ですので、ポートフォリオのURLをワーカーのページに貼っておき、しっかりとスキルを担保してあげましょう。
自分のポートフォリオサイトにサンプルが1個あれば、十分かと。できない人から見たら神レベルです。
なお、Web制作のクライアントワークをしたい初学者のかたで、まだポートフォリオを作っていいないのであれば、ご自身のスキルをある程度証明するために、簡単でいいので作っておくといいかもです。
ポートフォリオはWordPressで作成するのがおススメ
WordPressでポートフォリオを作成するのは、メンテナンス性・コスト・今後のセルフブランディングを考慮すると、おススメです。プログラミング初学者のかたであれば、ご自身で十分対応可能かと。
こちらの記事がご参考になります。
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エクセルが不得意なクライアントさんに対する入力作業で信頼を担保する方法
依頼内容にもよりますが、VLOOKUPやAverageなどの関数を設定するだけや、データを入力するだけのお仕事もあります。
この場合は、自分が使ったことがあったり、調べれば使えそうな関数などをスキル一覧やプロフィールに記載してアピールしてましょう。
結論
・自分のスキルをメモアプリや紙に書きだして、そのキーワードで案件を検索してみる!
・書き出したスキルはプロフィール欄に記載しておく!
初学者で実績ゼロの場合の注意点
保険として「スキル面で駆け出しです。勉強中です」という文言をプロフィールに入れるのは、誰も得しない印象です。
理由はクライアントさんにとっては、お任せした仕事がトラブル(納期遅延・品質が低いなど)なく完了すればOKなので、依頼先がスキルを覚えたてだろうが、ベテランであろうが、特に関係ないからです。
なので、特にプロフィールでスキル面での駆け出しをアピールする必要はありません。
少し厳しいようないいかたになってしまいますが、駆け出しなので、もしトラブったりパフォーマンスが低くても大目に見てねって感じに映ってしまうリスクをあえて取る必要もないですし、クライアントさんのガードを無駄に上げる必要も特にないのです。
信頼担保 自分の登録情報、写真、本人確認、スキルなどは、すべてガチで記入する。
登録当初は評価ゼロ=信頼ゼロからスタートなので、クライアントさんの印象をプラスに持っていって、気持ちよく案件を発注していただくために、自分が努力でカバーできるところで手抜きして減点してはいけません。
なので、入れられる項目や本人確認などは、しべてしっかり埋めましょう。埋め方が分からない方は高評価のワーカーさんをまねしましょう。どんな時でも実績者をモニタリングして取り入れるのが成功の近道です。
ここで、入力を面倒くさがって、クライアントさんの印象を減点するのは、特に双方にとってメリットはありませんね。せっかく提案した案件を受注するためには、数十分でできますのでしっかりと全項目を埋めたほうが良い印象です!
自分のスキルで対応が可能な案件を探す
次に、前のステップで棚卸した自分のスキルのキーワードを使って、案件を獲得してみましょう。例えば、「動画編集」「エクセル」「WordPress」「HTML」など好きな言葉で検索すればOK.
クラウドソーシングサイトでは、ワイティングのお仕事や事務系のお仕事も数多くありますので、例えば自分が腰痛持ちで整骨院に通っているとしたら「整骨院」とかで検索すれば、ライディングやWeb制作のお仕事がヒットしますよ。
また、エクセルが得意なら「エクセル」と入力して検索すると、さまざまな案件がヒットします。
案件検索のときに大事な点
ポイントは自分の普通=ほかの人にとってはめっちゃありがたいスキルである場合がよくある。ということです。なので、「自分なんて・・・」と思わずに、いろいろと興味のあるキーワードで検索してみましょう。
できれば、評価数が多いクライアントさんの案件で応募人数も複数人の案件を狙うと通りやすいし、トラブルになりにくいかもです。慣れているクライアントさんの方が、ある程度リードしてくれますので、そこは乗っかっていきましょう。
クライアントさんも、自分も慣れていないと、中々案件が前に進まず、結果として時間を浪費したりお仕事がクローズできないといったトラブルになりかねませんので、最初のうちは、慣れたクライアントさんと絡むといいかもです。
さらに、評価のたくさんあるクライアントさんはそれだけお仕事を抱えているということにもなりますので、パフォーマンスをみとめていただければ、継続案件につながりやすくなります。
なお、案件に応募する際の目安は、案件内容を見て、確実にできるか、調べればなんとなくできそうな案件に応募するのがいいかもです。つまり完成形が想像できればいいという感じです。
逆に、募集内容をみて、まったく何をして良いのか想像がつかない場合は、自分のスキルとその案件がマッチしていない可能性が高いので、提案しにくいですし、仮に受注しても案件をこなすのに苦労してしまいます。
この作業はクラウドソーシングに慣れて実績をつむのが主目的なので、案件内容は冒険しなくてもいいでしょう。
提案文の書き方 その1 クライアントに何が刺さるか(ギブできるか)を考えて自分の引き出しから何をアピールするか決める
Webライティングを例にとります。Webライティングであれば、募集要項にある程度記事の方向性が書いてあることが多いです。たとえば、整骨院の記事を10記事納品してほしい案件を募集していたとします。
であれば、僕なら以下のような文言を提案文に入れて、他のライバルと差別化をします。
差別化例文の一例
ご応募の段階で恐縮ですが、自分なりにキーワードと記事の方向性案を考えてみましたので、よろしければ、ご検討いただけますと幸いです。
・キーワード案 「エリア+整骨院」 「肩こり + つらい + 改善」「エリア + 整体 + おススメ」
・記事の導入や構成案をいくつか書いて提案する。
・ポートフォリオ (もし自分でブログをやっていれば、URL)や過去に納品した記事、練習で書いた記事を入れて、
どのような記事を納品可能かクライアントさんがイメージしやすくする。
多分、5分か10分かかるくらいでしょう。
提案文の書き方 その2 ギブを入れて提案文を作成する 返報性の法則を利用します
前の章でふれましたが、よくある提案文と受注率が上がる提案文は以下のような違いがあります。
- よくある提案文 : 自己紹介 と 過去の実績
- 受注率が上がる提案文 : 自己紹介 と 過去の実績は完璧 + 納品物が一部完成していて、クライアントさんが完成をイメージしやすい
このように、提案文の時点で納品物が一部完成している(ギブが入っている)と、返報性の法則※という心理作用が働いて、クライアントさんがあなたに何かお返ししたくなるのです。
※返報性の法則 以前旅行のお土産をもらったので、自分が旅行にいったときにいお土産を返す感覚。あれです。
提案文を送る
提案文が出来たら、提案文をおくりましょう(案件に応募する)。
ここまでは、あるクラウドソーシングサイトに特化した言葉を使っていませんので、それぞれのクラウドソーシングサイトのボタンや項目に置き換えてご参考にしてみてください。
ここまでの結論
よくある提案文を書いても、クラウドソーシングサイト上での経験がない(評価が少ない)または、そもそもスキルの初学者なので業務経験もない状態なので、ライバルに勝てない。
ライバルと差別化するために、クライアントさんに何が刺さるか考え、自分でコミットできそうなことを棚卸し、提案文にはギブ(納品物の一部完成)をいれる。
こんな感じです。
補足です。NGな提案文もご紹介します。
以下は減点さてしまう自己紹介文、提案文の例です。
- 頑張りたいです!よろしくおねがいします!のみ。← 自己紹介や実績を添付しましょう(なければ、今のスキル感が分かるポートフォリオ)
- できると思います。よろしくお願いします!のみ ← 思う。。。だとクライアントからすると不安ですね。
- 納期厳守で対応します! ← これはすみませんが、当たり前のラインですね。。。
案件受注
案件を受注したら、特に初回納品はフルコミットしましょう。クライアントさんに少しでも良い印象も持っていただき、継続案件につなげるためです。必要以上にへりくだる必要はありませんが、せっかくのご縁ですので、丁寧に仕事をすると良さげです。
おススメのクラウドソーシングサイト
プログラム専門、Webライター専門などいろいろありますが、以下の大手に登録すれば、案件数的にも、サイトの使い勝手的にも問題ないかと。あまりたくさん登録してもつかれますので、とりあえず登録して、案件をみてみましょう。
筆者が実際に利用したクラウドソーシングサイト
>> ココナラ 無料登録
筆者がつまずいた点
以下の3点がマインドブロックになって、積極的に自分のスキルを利用して収益化することに踏み切れませんでした。
- 自分のスキルでクライアントさんに喜んでもらえるか不安
- クライアントさんの要望にすべて答えられるか不安
- クラウドソーシングサイトへの登録方法、案件の提案方法が分からない
しかし、せっかく技術を持っていたり、ブログで発信しているので、何らかの形で収益化して、サーバー代や技術書代に充てたりできればいいなという感じで、今回の記事をまとめました。
そこで、クラウドソーシングサイトに登録して、案件を確認してみたところ、思った以上に自分のスキルでもいろいろお手伝いできそうなことが分かりました。
もし、筆者と同様のお悩みであれば、実際にクラウドソーシングサイトで案件を見ることで、いろいと気づきがるかもです。
無料ですし、案件を見ているだけでも楽しいので、登録だけでもしてみるといいかもです。
筆者が実際に利用したクラウドソーシングサイト
>> ココナラ 無料登録
この記事の注意点
この記事は、現在フリーランスを目指していたり、副業・兼業で ”クライアントワークをやりたい” が、中々案件受注までの一歩を踏み出せない向けに背中を押す内容の記事となっております。いわば、過去の自分に向けて書いてます。
ですので、もし、現在フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニアなどを目指して学習中であったり、ポートフォリオ制作に着手している初学者のかたであれば、学習を中断してまで、クラウドソーシングサイトで案件を受注してバイトしようを思わなくて大丈夫です。
学習初期の段階では、同時並行でいろいろやりすぎず、しっかりポートフォリオを作り切って、ご自身の目指す企業へのジョイン、または、ご自身が作りたいWebシステム・インフラの構築を最優先しましょう!
もし、クライアントワークにどうしてもご興味があるのであれば、登録だけして、ポートフォリオ作成の合間にちょっとのぞいて案件の傾向を観察する程度にしていただければ幸いですww!
※ポートフォリオ:エンジニアやデザイナーが、自分の作品・成果物(作ったシステム)を一覧化したサイトやブログ、または、その作品・成果物自体。就職・転職活動時に自分の学習成果や現時点でのスキルを証明するために利用されます。
さいごに
「どのようにしてクライアントワークの案件を受注したら良いか分からない」「副業・兼業案件を検討しているため、受注方法が知りたい」「自分のスキルを生かして少しでもクライアントワークがしたい」このような疑問に対し、本記事では、登録初日で案件受注できた方法をシェアしました。
記事のポイント
- 以下は時間にして1-2時間もかかりませんが、周りはやってないことなので、超コスパ高いです。ライバルをぶち抜いてしっかり案件獲得していきましょう!
- 登録初日なので、信頼=実績がない・初学者であれば=スキルも不足がち ← 自分のスキルを棚卸して、クライアントに刺さりそうな提案をする
- ライバルと差がつかなそうなところ(自己紹介やスキル紹介)では減点されないように完璧に仕上げる
- 提案文は命。ギブする(納品の一部を完成させて提案する)
- 案件継続するように、1本目の納品はフルコミット
なお、ご自身のスキルを事前にブログなどで発信しておくと、案件受注時のポートフォリオとして活用できますので、いいかもです。
ブログの作り方はこちらでまとめましたのでよろしければ、どうぞ。
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