【転職経験談 第2回】40代からプログラミング学習を始めても遅くない!!未経験からエンジニアになる手順

【転職経験談 第2回】40代からプログラミング学習を始めても遅くない!!未経験からエンジニアになる手順

この記事は、筆者が40代半ばで上場企業の子会社でのエンジニア職を辞め、職業訓練校を経由してWEB系自社開発企業に転職するまでの経験をもとにしたシリーズの2回目です。

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この記事で分かること

  • 40歳を過ぎても遅くない!!未経験からエンジニアになる方法
  • プログラミング初学者向けの学習方法
  • 40代でエンジニアを目指す際の注意点

どれでは、詳しく見ていきましょう。

40歳を過ぎても遅くない!!未経験からエンジニアになる方法

結論
情熱があればなれます。筆者が言い切る根拠をご紹介します。

  • 根拠その1 エンジニアの数が足りないから
  • 根拠その2 事例があるから

根拠その1 エンジニアの数が足りないから

以下に経済産業省のレポートのスクリーンショットをご紹介します。

引用元 >> 「IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書 (みずほ情報総研株式会社)」

上記のレポートの詳細は割愛します。詳しくはリンクをご参照ください。ポイントとしては、「2030年の段階で少なく見積もっても16万人、多く見積もると79万人、IT人材が不足する」という予測がでている点です。

じゃあ、不足する人材をどうやって埋めるか・・・外国人?35歳以下の若年層?

外国のIT人材を数万人単位で日本に受け入れるのは、ちょっと難易度高そうです。また、35歳以下の若年層は超高齢化社会により、数万人単位でIT人材として供給するにはちょっと難しそうですよね。

ということで、現在働き盛りの40歳代にとって、「IT分野の働き口はある」とレポートから読み取ることができます。

根拠その2 事例があるから

以下に、海外の事例をご紹介します。
>> 30代後半や50代からでもソフトウエア開発者になるのには遅くないという10人の実例(引用元:Gigazine)

上記の記事から、プログラミング学習に対するモチベーションを持ち続け、学ぶ姿勢、チャレンジ精神を持っていれば問題なくエンジニアとして活躍できることが分かります。

しかし、筆者が上記のような根拠を示したところで、「40歳を過ぎた転職は無理でしょ!」、「未経験からエンジニアに成れた人は、もともと勉強が得意な人だからできたんでしょ?ていうか例に出してるの外国人だし・・・」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

確かに、筆者はその意見を否定しません。まだ新卒一括採用、年功序列、終身雇用の慣例が残っている日本で、40歳を過ぎて新しいことにチャレンジするには、壁もありますし、挫折しやすい部分もあるからです。

そこで、なぜ、40歳を過ぎて未経験からエンジニアになるのが難しいといわれるのか?その理由と、エンジニアになるメリット・デメリットを書いてみます。

40歳を過ぎて未経験からエンジニアになるのが難しいといわれる理由

結論

エンジニア市場は売り手市場です。つまり、エンジニアに有利。ただし、スキルが一定以上あればです。
また、未経験者にとっては、買い手市場です。なので企業側(発注者側)が有利です。ここ注意!!

転職の場合 ・未経験者エンジニアにとっては、買い手市場(企業側に有利)。
・経験者優遇のため、未経験者は転職しずらい
・採用基準に到達する準備として、プログラミングなどのIT系の学習が必要
・未経験者枠のライバルが強力:20代の第二新卒層や30代の未経験者層
起業の場合 ・未経験者にとっては買い手市場(発注側に有利)
・発注基準に到達する準備として、仕事を最低限度こなせるプログラミング知識が必要
・クラウドワークス、ランサーズなどの案件サイトは経験が浅い場合、低単価
・制作に加え、営業・税務などのバックオフィス系作業が発生する
・ライバルが強力:2-30代のデジタルネイティブ世代
- SNSでのブランディングがうまいため、仕事を上手に取る
- ITリテラシーが高いため、業務効率化がうまかったり、学習スピードが速い
- 上記の理由で、営業・業務・学習のスピード面で不利な場合がある

ただし、このように、「不利な理由、挫折する理由はあれど、ITに対するモチベーションが高く持ちつつ、工夫して課題を一つ一つクリアすれば問題ない」と筆者は考えています。

なぜなら、エンジニアの性分として、「どうにかIT技術をつかったり、何か工夫をすれば、問題解決できる」と信じているからです。

この記事を読まれてる皆様もこれからエンジニアを目指す方が多いと思うので、「どうしたら挫折せずに、40代未経験からエンジニアになれるのか」をぜひ一緒に考えていきましょう。

40代で未経験からエンジニアになった場合のメリット・デメリット

メリット・デメリットを整理してみましょう。

メリット 〇人生の自由度が上がる
・会社に依存しないスキルが手に入り、転職やフリーランスになりやすい
・近年は多くのIT分野でクラウド化が進んでいるため、会社、家を問わず、
PCとネット環境があれば、作業が可能な場合が多い
〇高収入が見込める
・人気の専門スキルを身に着ければ、高収入が目指せる
デメリット 〇当初は稼げない可能性がある
・未経験入社後はテストや先輩のアシスタント業務などからスタート、
起業ならクラウドワークスやランサーズなどで
低単価なデザイン、コーティングなどからスタートする必要があるため
〇初期学習が必要/ずっと学習を続ける覚悟が必要
・転職ならポートフォリオの作成は必須のため、学習が必要。
・起業なら最低限、要望をこなすためのデザインやコーディングの知識が必要。
・また、どんどん新しい技術が出てくるので、
自身のスキルが陳腐化させないための継続的な学習が必要。
〇一時的に生活のレベルを下げる必要がある
・未経験業種、職種へのチャレンジの場合、
一時的な年収ダウン・福利厚生のダウンは受け入れざるを得ないかも

ここまで、記事をお読みいただき、

エンジニアになれることは分かった。メリット・デメリットも分かった。」

「でも業務経験がないし、具体的にどのようにしてエンジニアに成ったらよいか分からない。」

「ネットやSNSでは悲観的な記事ばかり見かけるし・・・具体的なり方が知りたい!!」

と思われた方も多いでしょう。

そこで、次のトピックでは、具体的なエンジニアになる方法をご紹介いたします。

40代で未経験からエンジニアになる方法

以下に手順をご紹介します。

  • ステップ1 現状分析
  • ステップ2 業界情報収集
  • ステップ3 自己分析と応募準備
  • ステップ4 自己学習

ステップ1~ステップ4までの具体的な手順に関しては、以下の記事にまとめました。まず、転職を目指すにせよ、起業を目指すにせよ、企業側または、発注側の基準が何なのか、自分が勝負できるITスキルが隠れていないか、全方位で棚卸しましょう。

「40代エンジニアが未経験職種キャリアアップ転職するためのロードマップ」の章でステップ1~ステップ4までをお読みいただけると幸いです。
>> 仕事がつらい40代エンジニアにおすすめ。未経験職種への転職ロードマップ。

手順を実施するうえでの注意点

  • 在職中にやること
  • 期間と成果物を決めてやること

在職中にやること
「40代エンジニアが未経験職種キャリアアップ転職するためのロードマップ」のステップ1~ステップ4は、主に「ご自身の現状分析」「業界情報の収集」「自己分析と応募準備」「自己学習」について紹介しています。

これらはいわば準備運動なので、無料ですし、ノーリスクですが、分析や準備をしただけでは残念ながら稼げるようになりません。

具体的な行動(プログラミング学習&ポートフォリオなどの成果物を作って、企業に応募するなり、案件をやってみるなり)が必要です。そのため、在職中にやることをおススメします。

理由:退職後だと、焦ってブラック起業に転職してしまったり、冷静な判断が出来ない状態になる可能性があります。変なキャリアチェンジをしてしまって、将来のご自身のキャリアの可能性を狭めないようにしていただければ幸いです。

私の失敗談:退職してから焦って自己分析を始める(T_T);

なぜ、在職中に自己分析、業界研究、プログラミング学習しておくことをおススメするのか?それは筆者自身がそれをやってなくて失敗したからです。筆者は前職の退職前からECサイトを運営したり、プログラミングの学習(HTML/CSSなど)をすすめていました。

退職後は「ECサイト運営と、Web制作でフリーランスになって、何と生活できるだろうと思っていました。

しかし、いざ退職してみると・・・

思った以上にお金がかかる

コロナの影響で仕入れに影響が出て、売上が下がる

プログラミング学習に時間がかかる

など、想定外の事がいろいろと起きて、かなり準備が不足していたことを痛感しました。

退職前の金銭的にも精神的にも余裕がある段階で、しっかりと準備を進めることで、退職後に余裕をもって行動できますよ!!

期間を決めてやること
理由:いつまでに何をつくる、何を覚える と決めてやらないと、かなり高確率で挫折するためです。

特に、「40代エンジニアが未経験職種キャリアアップ転職するためのロードマップ」「ステップ4:自己学習」については、事前に期間と成果物を決めた方が挫折しにくいです。

私の失敗談:期限と成果物を事前に決めずに学習し、常に挫折していた

筆者は前職のころ、学習対象をコロコロ変えてしまってました。もちろん、実際にやってみないと自分の適性とか本当に好きかが分からないので、いろいろとチャレンジしてみること自体は賛成です。

ですので、
エンジニアに興味をもったから、プログラミング学習を始めてみる

途中でブログも気になるからブログをやってみる

飽きたので、再びプログラミング学習にもどる
っていうのも全然ありだと思います。

しかし、いろいろチャレンジするにしても、

例えばプログラミングなら、「1カ月以内に学習して簡単なアプリ作ってみる」とか、

ブログなら「WordPressでサイト構築して20記事投稿する

などのキリがよい、一定の成果物を作るまではやりこんだ方がいいかと思います。

単に基礎部分の学習をループするだけよりも、成果物があった方が面接時に語れるものが増えますので。筆者はいろいろ手を出しすぎて、一時はノウハウコレクターになってしまった時期もあったので、ご注意くださいね!!

プログラミング初学者向けの学習方法【ほぼ無料】

次は、具体的な学習方法を見ていきましょう。

  • IT業界全体像の把握
  • フロント、バック、インフラ、ネットワークなど網羅的に学習
  • 学習のゴール

IT業界全体像の把握

転職するにせよ、起業するにせよ、今後の学習で、起業側(発注側)の技術的なボーダーラインを超えるために、状況確認をしていきます。
見るべき動画と書籍をご紹介します。

今注目をあびているWeb系エンジニアについて把握しましょう
>> 21世紀最強の職業 Web系エンジニアになろう AI/DX時代を生き抜くためのキャリアガイドブック

IT業界の慣習、SESについて把握します
>>客先常駐動画から1年で社会は変えられたか?

Webサービス・アプリが動く仕組みをざっくり把握しましょう
>> 非エンジニアでもわかる!Webサービス・アプリが動く仕組み

フロント、バック、インフラ、ネットワークなど網羅的に学習

見るべき動画をご紹介します。

1つの言語にとらわれず、実際にコードを書きながら学習が可能なプログラミング学習コースです。</b
>>N予備校プログラミングコース
※Web系エンジニア向け、Webデザイナー向けなど、複数のコースがあります。1000円ちょっとで学び放題、質問も可能です。コスパ神です。

インフラ(特にAWS)やIT業界の商流について詳しく把握できるチャンネルです
>>くろかわこうへい【渋谷で働いてたクラウドエンジニアTV】

学習のゴール

Web系エンジニア ・良質なポートフォリオを作成しましょう
ポートフォリオとは、学んだプログラミング知識を使って動くアプリを作り、面接時に成果物として見せるものです)
【参考書籍】 >> 21世紀最強の職業 Web系エンジニアになろう AI/DX時代を生き抜くためのキャリアガイドブック
Web制作エンジニア ・ポートフォリオサイトを作りましょう。
【参考】>>イケてるWebデザインで作られたポートフォリオサイト21選まとめ
インフラエンジニア ・Linux系の資格とAWSソリューションアーキテクトなどのクラウド系資格を何か取得してみましょう。
(できればポートフォリオを作ってみましょう)
(【参考】>>【保存版】爆速!サーバレスブログの作り方(1/2)【Hugo+AWS+Terraform】
ネットワークエンジニア ・CCNAを取得しましょう
(Linux系の資格とクラウド系の資格を持っておくと、知識面で楽になります。)

上記のコンテンツに関して、ご自身が目指す分野に応じて在職中に学習しておけば、時間は多少かかりますが、ほぼ無料ですのでノーリスクですね。

転職するにせよ、起業するにせよ、学習した成果物をしっかりとレジュメや面接でアピールし、起業側(発注側)の技術的なボーダーラインを超えていることを証明するために、しっかりと作りこんでいきましょう。

プログラミング学習をする際の注意点

次に、学習をする際の注意点を書きます。

プログラミング学習をする際の注意点

  • 学習の初期段階では、特定の言語に特化しすぎず、網羅的な学習すること
  • 無料か低額の教材からスタートすること
  • やりたいことは全部やってOK

それぞれ理由を解説します。

学習の初期段階では、特定の言語に特化しすぎず、網羅的な学習すること 【理由】
一口にITエンジニアといっても多くの職種があります。
ご自身のキャリアの可能性を最大限に拡げる意味でも、初学者の段階では幅広く学習するといいかもです。
無料か低額の教材からスタートすること 【理由】
・自分がどの言語、分野が好きか、適正がどこにあるか分からない中で、
高いコストを支払って学習をスタートすると後で方向転換しにくい。時間の無駄になる。
・ある程度やりたいことの方向性が決まった段階で、投資するのはあり。
やりたいことは全部やってOK ・プログラミング学習の途中で、ブログやSEOマーケティングに興味をもったり、
現職の業務にやりがいが出てきたり、いろいろと状況変化があると思います。
・プログラミング学習を長期戦とらえ、途中で挫折しても全然問題ないです。
やったことは絶対無駄になりません。
・後々点と点がつながってくるので、大丈夫です。
挫折したからといって、自分を責めるのはナシです!!

筆者の失敗談

筆者は前職を離職する前に、いろいろと手を出していました。

ECサイト運営

軌道に乗りかけるも、コロナの影響で仕入れがうまくいかなくなり、プログラミング学習をスタート

途中、思い立ってWordPressでブログを立ち上げ

高熱で1週間寝込み、このままではいかんと再度プログラミングとクラウド(AWS)の学習を開始

Web系自社開発企業のインフラ担当として滑り込む。

こんな感じでした。自分でも、なかなか一つのことに集中できず、ちょっとげんなりしていましたが、面接では、ECサイト運営、ブログ運営などに、チャレンジしている姿勢を評価いただきました。

今までいろいろやってきたことがポートフォリオ替わりになった感じです。

このように、何かしら継続していれば、やっていることの内容は変わってもOKです。
サラリーマンの一日の平均学習時間は6分なので、何かにチャレンジしているその時点で、本当に素晴らしいことです!!

なお、挫折OKですが、あとで学習に復帰したり、チャレンジ経験をポートフォリトとして生かすため、簡単でもいいので、アプリを作ったり、ポートフォリオサイトを作るなど、ある程度、学習成果を形にするまではあきらめないといいかもです。。。

プログラミング学習終了後の進路

最後に学習終了後の進路についても見ていきましょう。

プログラミング学習後の進路例

  • 別な本業を持ちながら副業をする
  • エンジニアに転職する
  • フリーランスエンジニア(デザイナー)として起業する

別な本業を持ちながら副業をする

ランサーズやクラウドワークスなどで、WEB制作案件、LP制作案件、コーディングなどの案件に挑戦してみましょう。最初は低単価からスタートして徐々に経験値をアップさせて、高単価の案件に挑戦してみましょう。

【参考】>>【初心者向け】Webライターとして「月5万円」を稼ぐための完全ガイド
ライター向けの動画ですが、ノウハウはプログラミングに転用が可能です。

本業を別に持ちつつ、ITエンジニアの業務を副業するメリット・デメリット

メリット ・現在の生活をキープしつつ、プラスアルファの収入が見込める
・本業で給与が得られるため、失敗しても生活はそのまま維持可能
デメリット ・人間関係や業務内容など、大きく環境を変えるのが難しい
・本業が副業禁止の場合、メンタルブロックになる場合がある
・時間が投下できず、稼げるようになるまで時間がかかる場合がある

エンジニアに転職する

40代未経験がITエンジニアに転職する場合のメリット・デメリットを記載します。

なお、転職活動の方法に関しては、以下にまとめましたのでお読みいただけると幸いです。
>>仕事がつらい40代エンジニアにおすすめ。未経験職種への転職ロードマップ。

メリット ・エンジニアとしてキャリアチェンジができる
・前職で懸念だった環境を変えられる
・生活費を稼げる
デメリット ・未経験からのエンジニア転職はかなりハードル高い
・心が折れる可能性もある
・ブラックに転職したら詰む

転職先を選ぶ際の注意点

表向き未経験者を採用していない企業を狙う
これは、言い換えると「未経験者にとってそれなりに入社難易度が高い案件を選んだ方がいい」ということです。理由はライバルの質や既存のエンジニアの質が高いことが予想されるからです。

入社難易度がそれなりに高い会社とは、表向き未経験者を募集していなかったり、ポートフォリオの提出を求められたり、入社前にコードテストがあったりする会社です。

というのも、特にWeb系自社開発企業にとって、質の高いエンジニア人材の確保は一番重要な点ですが、エンジニアが転職する際は横のつながりで、口コミ転職したりするわけです。

いわば、良質な高額案件が表に出てこないのも、質のいい案件は質のいいエンジニア間で流通しているからとも言えます。

つまり、質のいいエンジニアのいる会社で、モダンな開発をして、周囲とそれなりの人間関係が保たれれば、将来的に良質な案件が流通するコミュニティに入れるということを意味します。

例えてみると、中高一貫の進学高に通えば、校内で良質な勉強法やノウハウが流通し、将来大学受験の際に有利に働く。そんな感じです。この例えにイラついた方がいらしたらすみません。あくまで例えです。

このように、少しいやらしいですが、転職先を選ぶ際は、安易に選ばず、将来エンジニアとして有利にキャリアを積むために、戦略的なアプローチをするといいかもです。

フリーランスとして独立する

副業と同様にランサーズやクラウドワークスなどで、WEB制作案件、LP制作案件、コーディングなどの案件に挑戦してみましょう。最初は低単価からスタートして徐々に経験値をアップさせて、高単価の案件に挑戦してみましょう。

【参考】
>> 【最速】未経験からのフリーランス独立は、無理じゃない【独立方法】

なお、Webデザイナーとして独立する方法は可視化されつつありますが、開発系エンジニアはやはり現場経験がないとフリーランスは厳しいかもです。

メリット ・発注側が期待する制作物を作成可能なスキルを身に着けられれば、
未経験でも受注が可能。
・働き方、働く場所、すべて自己責任で自由に選べる
デメリット ・事前に案件を受注できるレベルのスキルを身に着けておく必要がある
・技術的なボーダーラインは発注側の要望を超えていたとしても、
最初は経験をつむために低単価の案件から始める必要があるため、
生活が安定しない場合がある
・制作&経営 2つやる必要があるので、大変
・未経験者が、開発案件、バックサイド、インフラで
フリーランス参画するのはほぼ不可能

エンジニアを目指す際の注意点

40歳を過ぎて、プログラミング学習をされるということは、

プログラミングを学ぶことがなぜ、ご自身にとって良いのか

ご自身が、将来的にどのような夢を実現したくてエンジニアをめざしているのか

などがある程度固まった状態で、いわば、覚悟を持たれて学習をスタートされている方も多いでしょう。

一方で、初学者にとって、プログラミング学習は楽しく、将来性もありますが、初学者の学習スタート時の覚悟を簡単に打ち砕くような、高い壁(高く感じる壁)を感じるときも多いです。

そんな時は、その壁を飛ばして学習を先に進めてしまうのもありです。50%理解したら次に進む。調べればすむものは覚えない。そんなラフな感じで学習をすすめても全然問題ないと思います。

学習コストと得られる結果を考慮すると、スクールに行くのがコスパが高い件

上記で言及したような、初学者にとってプログラミングを独学する際の挫折しやすい点についても、いったんまとめておきます。

プログラミング独学で挫折しやすいポイント

  • 1. コードレビューがない
  • 2.独学中に不明点の自己解決に時間がかかる場合がある
  • 3.学習中に進捗管理を自分でする必要がある

上記のような点を考慮すると、スクールを検討するのも選択肢としてアリかと思います。未経験職種での転職に成功すれば、スクールにかけた金銭的なコストは早めに回収が可能だからです。

特に、「コードレビュー」と「不明時の聞き先がある」のは初学者にとって、かなり心強いですし、有利にはたらくでしょう。

以下の記事に、プログラミングスクールに関する情報をまとめましたのでご覧ください。
>> 無料あり:エンジニア歴20年の筆者がおすすめするプログラミングスクール

まとめ

この記事でお伝えしたこと

  • 40歳を過ぎても遅くない!!未経験からエンジニアになる方法
  • プログラミング初学者向けの学習方法
  • 40代でエンジニアを目指す際の注意点

結論

エンジニア市場は売り手市場です。つまり、エンジニアに有利。
また、未経験者にとっては、買い手市場で、企業側(発注側)が有利ですが、全方位でご自身のキャリアを見つめなおしつつ、相手が求める技術的な要望を超えるスキルを身に着ければ、チャンスはあります。

転職希望であれば、コツコツとご自身の方向性にあう転職先を探したり、起業志望であれば、小さいながらも案件をこなしていければ、きっと道は拓けると確信しています。

そして、疲れたら休めばいいだけ。。。全然挫折しても問題ないです。

本記事が、40代で環境を変えたいが今一歩踏み出せない同世代のエンジニア志望の方が、ご自身のキャリアを生かしつつ、既存のサービスをうまく利用しながら、ご自身のキャリアチェンジを成功させる際のご参考に少しでもなれば幸いです。

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