【転職経験談 第1回】今の仕事がつらい40代エンジニアにおすすめ。未経験職種への転職ロードマップ

【転職経験談 第1回】今の仕事がつらい40代エンジニアにおすすめ。未経験職種への転職ロードマップ

この記事は、筆者が40代半ばで上場企業の子会社でのエンジニア職を辞め、職業訓練校を経由してWEB系自社開発企業に転職するまでの経験をもとにしたシリーズの1回目です。

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筆者が40代になってからの不安は以下の通り。

  • 今の職場環境にはそこそこ満足しているが、定年まで20年以上ある → このまま今の会社で仕事を続けて将来対応できるのか不安
  • 仕事がつらい・・・転職して環境を変えたいけど、家族もいるし、ローンもあるし・・・リスクのない転職の方法を知りたい
  • 人生100年時代、まだまだエンジニアとして新しい技術にチャレンジしたい

上記の不安をかき消すために、多くの失敗をしつつ、なんとか40代中盤でエンジニアとしてのキャリアアップ転職を実現させた筆者が、自身の転職経験を参考事例とノーリスクで未経験職種にキャリアアップ転職をする手順をご紹介します。

筆者は十分な準備をせず転職活動に臨んだため、多くの失敗をして時間を浪費してしましました。ぜひこの記事を参考にしていただき、時間を節約してください。

また、完全未経験からエンジニア転職を目指す方向けのヒントにもなるかと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。


  • 40代エンジニアが未経験職種キャリアアップ転職するためのロードマップ
  • 私の転職経験で良かった点、反省点
  • 転職を効率的に進めるためのおススメのサービス

それでは、各トピックをみていきます。

40代エンジニアが未経験職種キャリアアップ転職するためのロードマップ

  • ステップ1 現状分析 転職して実現したいことを書いてみる
  • ステップ2 情報収集 転職エージェントサービスに登録して業界研究・年収診断をする
  • ステップ3 自己分析と応募準備 スキルを棚卸→転職後に活かせそうな部分を探す・現状とのギャップも見る
  • ステップ4 自己学習 足りない部分を学習してギャップを埋める
  • ステップ5 応募 求人案件に応募し、Web面接を受けてみる

それでは、ひとつづつ見ていきます。


ステップ1 現状分析 転職して実現したいことを書いてみる

この工程は、現状分析です。

キャリアアップ転職は例えば以下のようなパターンになるかと思います。

  • 今までの経験+管理業務へのチャレンジ
  • 上流工程へのチャレンジ
  • バックエンド(サーバーサイド)からフロントエンド(アプリの開発など)へのチャレンジ
  • インフラならオンプレミスからクラウドへ
  • 異業種からエンジニアへの転職
  • etc・・・

そこで、自身の現状分析をするために、今回の転職で実現したいこと、現状への不満などをいったん書き出してみましょう。書き出し先は、スマホのメモ帳でも、大学ノートでも、何でもOKです。

理由:書き出すことで、頭の中で漠然としていたご自身のニーズや課題が言語化され、思考が整理されて今後の作戦が立てやすくなるため。

筆者が転職して実現したいことを書き出した例

今の仕事でのストレス・不満 【業務内容を変えたい】
・管理業務(というなのエクセル管理)から解放されたい!
・開発か設計構築に関わりたい!
・モダンなWEB系言語を使ってフラットな環境で仕事したい!
【スキルアップ・キャリアチェンジしたい】
・運用保守はもうさすがにおなかが一杯。上流工程をやりたい!
・オンプレミスはおなかが一杯。クラウドに関わりたい!
【働き方・環境を変えたい】
・満員電車から解放されて在宅勤務したい!
・今の会社以外で、自分が通用するのか不安・・・外に出てチャレンジしたい!
・人間関係に疲れた・・・フラットな環境で、開発に専念したい!
・客先常駐は疲れた・・・自社サービスに関わりたい!
自分の実現したいこと 【業務内容を変えたい・スキルアップ・キャリアチェンジしたい】
・キャリアアップ
・新しい技術の習得
【働き方・環境を変えたい】
・環境変化
・フラットな社風の会社で働きたい
・SIerからモダンなWeb系自社開発企業に転職したい
・ブラックSIerからホワイトSIerに転職したい
・フラットな組織で裁量を持って働きたい
・在宅勤務したい

こんな具合に、現在ご自身で感じている不満やストレスと、実現してみたいことを書き出してみましょう。

未経験の方向けTIPS

未経験の方は、エンジニアになったらどんなことがしたいか書いてみましょう。

手に職をつけたい。会社に依存せずに生活していきたい。フリーランスが目指せそう・・・なんでもいいです。頭の中のイメージを言葉に直して書き出してみましょう!

また、以下の参考動画で、未経験でエンジニア転職するには、工夫が必要であることを一応把握しておきましょう。

【参考】
>> 【年間相談者100人】現役採用責任者が教える未経験者がエンジニア転職するための最短ルート【15分で不安解消】


ステップ2 情報収集 転職サービスに登録して業界研究・年収診断をする

ステップ2で転職サービスに登録する理由は、早めに情報収集することで、無駄がなく転職を進めるためです。

この工程では、転職先の企業が求めるスキルやタスク内容などを確認し、ご自身のキャリアで流用できそうな部分を探します。

転職サービスに登録する理由

敵を知る ※敵=転職市場、最新の業界動向
・転職サービスを通して、最新の業界動向を知る
・転職サービスを通して、自分に合った転職先を探す
己を知る ※己=自分自身
・年収診断(キャリア査定・適職サービス)などで、自分の市場価値が分かる
・職務経歴書の作成・遂行を通して、スキルの棚卸、強味、弱みなど自己分析をする
注意点 ・転職サービスは利用者が企業に入社して初めて利益となるビジネスです。
・担当者によっては利用者の要望やペースをお構いなしに案件を勧めてくる方もいらっしゃるようです。
・焦らず、十分注意してサービスを利用しつつ、うまく活用しましょう。

ステップ2の時点では転職の軸は定まっていなくても大丈夫。

転職エージェントには「すぐの転職は考えていないが、準備のために情報収集している」といえばOKです。

エージェントも見込みのクライアントなので、それなりに親身に対応してくれるでしょう。

【参考】
>> 【動画】転職エージェントの選び方&使い方|絶対守るべき3つのルール

未経験の方向けヒント
未経験の方は、今までのご経験のなかで、IT業務があれば思い出して職務経歴書に書いていきましょう。

IT業務の例

  • 自分でエクセルマクロやWindowsバッチを組み、定型作業を効率化した経験
  • 自社のWEBサイトを更新していた
  • 社内システムを担当した
  • PCキッティング、パソコンサポートをした
  • 社内ネットワークの構築やサポートに関わった

ちなみに、先ほど(2020年11月現在)、Wantedlyの検索条件で「エンジニアリング」「中途採用」でフィルタしたところ、約18,000件の応募がヒットしました。かなりの求人数ですよね。

18,000件の応募があれば、今までのIT的な経験を生かせる企業が見つかる可能性はあるはずです。


ステップ3 自己分析と応募準備 自分のスキルを棚卸→転職後に活かせそうな部分を探す・現状とのギャップも見る

ステップ3では、自分の転職の軸を固めつつ、今までのスキルを生かしながら、転職が可能な未経験職種案件を探してみましょう。

ちなみに転職の軸とは、自分が今回の転職で実現したいことです。また同時に今回の転職では重視しない点もある程度明確にします。

例は以下の通り。

転職の軸 例1 【実現したいこと】
・運用保守 → 設計構築へのキャリアアップ、
・SIer → 自社開発企業へ移って開発したい
・etc・・・
【重視しないこと】
・年収は重視しない
・通勤距離は伸びてもいい
・転職先の規模は問わない
・転職後は福利厚生は下がってもいい

いろいろな転職の要素の中で、自分が重視する項目、それほど重視しない項目をあらかじめ決めてから案件に応募すると、えり好みをしすぎることなく、効率的に良い案件に出会える確率が高まるでしょう。

転職の軸 例2 【実現したいこと】
・ワークライフバランスを実現したい
・残業のない会社で働きたい
・etc・・・
【重視しないこと】
・業務内容は問わない
・社風は問わない
・年収が多少下がっても構わない

ステップ1から3までのスケジュール感

筆者の場合、ステップ1からステップ3まで、週末で対応しました。あまり時間をかけるものでもないですし、この後の工程で精度があがりますので、いったんサクッと対応してしまいましょう。

ステップ1から3までのスケジュール例

ステップ1 現状分析 木曜日夜に現状分析を実施
ステップ2 情報収集 金曜日の夕方、転職エージェントと面談
ステップ3 自己分析と応募準備 ・カメラのキタムラで履歴書用の写真撮影
・土日を利用して履歴書・職務経歴書を作成

未経験の方向けTIPS

エンジニア未経験の方が、エンジニアへの転職を目指して転職エージェントを利用した場合、希望以外の職種を紹介される場合があります。

エンジニア未経験の方が紹介される職種の例

営業 〇営業出身の方なら、IT営業などを勧められるかも
〇エージェントトーク例:「未経験での応募は相当厳しいので今までの経験を生かしてこちらも応募したらどうですか?」
運用監視 〇すでに出来上がったシステムやネットワークが問題なく稼働するか監視したり、トラブル発生時にエンジニアにエスカレーションをしたり、手順に基づいて問題を解決したりする職種
〇筆者もそうですが、運用保守からネットワークエンジニアやインフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる方も多い。
技術系のヘルプデスク 〇お客様がパソコンやシステムなどでトラブルの際、電話やメールで解決までの技術的なサポートをする職種。
・AWSやAzureなどの最先端サービスに触れられる機会もある。
・管理職のキャリアパスはあるが技術系のキャリアパスがない、スキルアップやIT人脈・リテラシーの向上が見込めないプロジェクトもあるため、エンジニアとしてのキャリアアップを見据えて参画する場合は注意が必要。

エンジニアに転職したいのに、転職先に営業系、運用監視系、コールセンター系は避けた方が無難です。

決して上記のお仕事をディスってないです。筆者も若い時経験しましたし、24時間365日体制でシステムを守る運用監視エンジニアがいないと、現代のITは成り立たないことも知っています。

でも、開発や設計構築がしたいなら最初から準備をして開発や設計構築を目指してそちらにアプライするべきです。

理由は開発や構築の実務経験が積めないため、その後のキャリアが詰みやすくなるためです。また、「こんなはずじゃなかった・・・」とモヤモヤしたまま過ごすのはストレスがかかるからです。

100件アプライして2〜3件面接に進めればラッキーぐらいのガッツで、絶対に開発か構築に関われる現場に潜り込みましょう。

選り好みしすぎはダメですが、将来に繋がらない現場に入るのは時間の無駄になってしまうので避けましょう。

【参考】>>【決定版】ブラック企業の見分け方3選|①求人情報②就職四季報③面接で見抜きます。
【参考】>> Web系エンジニアのキャリアにおける「わらしべ長者戦略」とは
【参考】>> 僕がいま駆け出しエンジニアだった場合のライフプランを考えてみました。


ステップ4 自己学習 足りない部分を独学で補う

ステップ3と同時並行で、ご自身が進みたい方向の学習を進めていきましょう。このステップは敵(転職先)と己(現状のスキル)のギャップを見つけ、それを埋めていく作業です。

自己学習のフェーズをステップ4(業界研究や自分のスキルの棚卸をした後)にした理由は、現状分析、情報収集を実施し、ご自身の今あるスキルの棚卸しと業界研究を終えて、IT業界の商流やご自身の強みを把握した時点で学習を始めた方が、無駄な方向性で努力をせず、効率的に学習を進められると考えるからです。

40代のエンジニアであれば、かなり現場での経験も積まれている方も多いとおもいますが、プラスアルファ―として、転職先で必要となる知識で今ご自身で足りていない部分をピックアップし、学習されておくと、面接の際に説得力が増します。

またポートフォリオや関連資格を事前に取得しておくなどの成果物を作っておくと、面談での説得力はより増すと思います。

おススメの学習教材:プログラミング全般

>>N予備校プログラミングコース 【おススメ理由】
・ドワンゴの新人エンジニア教育にも利用されている実践的な内容で、内容が常にアップデートされている
・フロントエンドからバックエンドまでモダンなWeb開発について網羅的に学習が可能
・運営はドワンゴ、講師はコンピューターサイエンスを学んだドワンゴの現役エンジニア
・コスパが神(月額1000円ちょっと)
・不明点については、システム内で講師に質問可能
・カリキュラムの中で、実際に自分で簡単なアプリを作れるようになる

おススメの学習教材:インフラ系

>>くろかわこうへい【渋谷で働いてたクラウドエンジニアTV】 【おススメ理由】
・元GMOのインフラエンジニア くろかわさんのチャンネル
・確かな技術力に基づいた、AWSについての分かりやすい解説
・IT業界の商流(SIerとかSESとか)まで網羅的に解説
・AWSについて、かなり分かりやすく解説
・無料。コスパよし。

学習する上での注意点

  • 学習期間と成果物を事前に決めておく
  • 学習する際、ある言語に特化しすぎない
  • 必ず手を動かして、成果物を作る

深堀していきます。

学習期間と成果物を事前に決めておく
学習期間と成果物は決めた方がよさそうです(いつまでに学習を終わらせ、ポートフォリオとしてアプリをつくる、資格を取得するなど・・・)。筆者は期間を決めず、だらだら学習した結果、いろいろな言語を途中で挫折しています(T‗T)

学習する際、ある言語に特化しすぎない
こちらも筆者の反省点を踏まえてのご紹介です。

プログラミング学習をする際はゴールから逆算して、やりたい言語や分野が決まっていればそのまま学習していいと思います。一方、例えばWeb開発全般を学びたい場合や、まだ専門分野を決め切れていない場合は、特定の言語に特化しすぎず、体系的に学んだ方が、のちのち専門を絞りやすいのと、キャリアの選択の幅が広がると思います。

筆者が学習する言語にこだわりすぎた失敗例

前職を退職する半年ほど前から、Webデザイナーが独立しやすそうだという理由で、HTML、CSS、JavaScriptなどを一所懸命学習していた時期があります。

そのため、「WEB系エンジニア=Web制作」という固定観念を持ってしまい、柔軟な転職活動ができず、かなり時間を浪費してしまったという反省点があります。

その後、「今まで関わってきたインフラ分野を生かしたほうが、クラウドへのスキルチェンジであったり、バックエンドエンジニアへのチャレンジできる可能性がある」というのがわかり、軌道修正したことでなんとかWEB系自社開発企業に採用いただきました。

「結果的に自分が目指す方向に行くなら、今までのスキルを生かしながら、どのような業務でも積極的にチャレンジOK」という考え方をした方が、いい縁に巡り合える気がします。

ステップ5 応募 求人案件に応募し、Web面接を受けてみる

さて、敵(転職先)と己の距離が縮まったところで、実際に案件にエントリーしてみましょう。エントリーし、Web面接を受けることで、かなりの気づきがありますし、「やはり現職でがんばろう・・・」という選択も出てくる場合もあるでしょうがそれはそれでOKかと思います。まだ退職してないのでノーリスクですね。

40代エンジニアが未経験職種にエントリーする際の注意点

  • 競争相手が少ない会社を選ぶ
  • 応募書類を作成する際の注意点
  • 面接時の注意点

それでは、深堀していきましょう。

競争相手が少ない会社を選ぶ

40代エンジニアのねらい目例 競争相手が少ない会社
・中規模以下の老舗企業のIT担当
・IT導入が遅れている中規模以下の企業
・スタートアップ企業
理由 ・中規模以下の老舗企業のIT担当→既存社員が自分より年上で以外と居心地がいい
・IT導入が遅れている中規模以下の企業→エクセルやワードを使えるだけでかなり重宝される
・スタートアップ企業→今までのキャリアを含めた人間力で勝負できる

上記はあくまで例ですが、なるべく競争相手が少なく、ご自身の過去のキャリアを最大限生かしつつ、未経験職種にもチャレンジ可能な案件を探してみましょう。

メガベンチャーはライバルが強すぎますし、大手は経験職種であればいいでしょうか、未経験職種でキャリアアップを狙うのであれば、いったん入りやすい企業に入って、しっかり業務を覚えた後で、さらにキャリア転職をすればいいと思います。

【参考】
>> 【ホワイト業界3選】未経験でも転職できるホワイト企業は、どこの業界にいるのか教えます。

応募時の注意点

職務経歴書はしっかり書く ・自身のスキルで見過ごしている部分でも先方にとっては欲しいスキルの場合がある
・関わった業務の言語、ツール、プラットフォーム、フェーズ、機器名、ベンダー名などは覚えている限り詳しく記載する
【参考】>>【書類作成の極意】履歴書・職務経歴書の書き方|超重要ポイントを徹底解説します。
・写真はプロに頼む:数千円でプロがきれいな履歴書用写真をとってくれ、データもくれる
面接時の注意 ・事前準備で9割決まる
・転職の軸、退職理由、志望動機、職務経歴書の詳細などは、しっかりと想定問答を作りこんでおく
【参考】>> 面接で緊張しないコツ|3つの対策を伝授します。・WEB面接はレンタルオフィスやネカフェのテレワークプランがおススメ
※1000円~2000円程度で完全防音のテレワークスペースが数時間借りられる
※WiFiも完備ですので、要検討
【参考】 >> カスタマカフェ

筆者の転職経験で良かった点、反省点

私の転職/良かった点

  • 事前準備で副業を始めていた
  • 学び直しで職業訓練校を選んだ
  • プロに頼った点

事前準備で副業を始めていた

筆者はここ数年、調整系やヘルプデスク系の業務が多く、プロジェクトやビジネスをイチから立ち上げるような業務経験がなかったため、ビジネスの基礎を実践的に学びたいと考えていました。

そこで数年前からECサイト運とブログの運営を始めました。

ラッキーなことに、多少の利益と大きな学び(ブログではマーケティングを、ECサイト運営ではリサーチ→仕入れ→値付け→販売対応→顧客対応→確定申告)を得ることができました。

当時、面接の際に、その経験を少し盛り込んで、評価いただいた部分がありましたので、何もしないよりはやっておいてよかったという感想です。


学び直しで職業訓練校を選んだ

退職後に起業準備をしていく中で、並行して職業訓練校でプログラミング学習を行いました。

前職での給与によりますが15万円〜20万円の失業保険を毎月いただきつつ、学習に専念することができました。

筆者が通ったのは、東京都内の訓練校で、Javaを用いてWEBシステムを構築する講座でした。


プロに頼った

プロ=転職エージェントに依頼したのがスピード転職の秘訣でした。筆者が再就職に要した期間は3週間でしたが、このスピード感はプロに頼んでこそだったと思います。この場をお借りして感謝いたします。

転職エージェントに頼んでから転職が決まるまでの日程

第1週 ・転職エージェントに相談
・ステップ1から3(現状分析・情報収集・自己分析と転職の軸作り)まで実施
第2週 ・書類選考通過
第3週 ・ステップ4は以前から取り組んでいた
・ステップ5面談(1次面談から最終面談まで1週間)

【転職を効率的に進めるためのおススメのサービス】
>> レバテックキャリア


私の転職/反省点

  • 前職でスキルアップを怠った点
  • 退職時に転職か起業か曖昧だったため、準備不足だった
  • 退職前にしっかりスキルを棚卸していなかった点

以下に深堀します。

前職でスキルアップを怠った点(その代わり副業に精をだした) ・エンジニアとしてスキルアップをさぼった
・その結果、転職に時間を要した
退職時に転職か起業か曖昧だったため、準備不足だった ・起業するか転職するか曖昧だった
・十分に準備して退職しなかった
・3ヶ月から半年分の生活防衛資金を貯めてから退職するべきだった
退職前にしっかりスキルを棚卸していなかった点 ・退職時はECサイト運営とWeb制作でフリーになる段取りでしたが、途中で方向転換
・退職前にステップ1からステップ3まで実施しておけば、時間を無駄にせず済んだ

転職を効率的に進めるためのおススメのサービス

以下に主なサービスを記載しました。登録してみて担当さんやサービスの相性を見極め、相性が良いサービスをお使いになればよろしいかと思います。
>> レバテックキャリア

注意点 ・転職サービスは利用者が企業に入社して初めて利益となるビジネスです。
・担当者によっては利用者の要望やペースをお構いなしに案件を勧めてくる方もいらっしゃるようです。
・焦って転職せず、十分注意してサービスを利用しつつ、うまく活用しましょう。

学習コストと得られる結果を考慮すると、スクールに行くのがコスパが高い件

プログラミング学習する際はスクールに行くことを検討してもよいかと。

理由はコードレビューとメンタリングをしてもらえるため、挫折リスクを減らし、成長スピードが上がり、時間を無駄にせずに済む可能性が高いからです。

プログラミング独学で挫折しやすいポイント

  • 1.初学者にとって自分にあうプログラム言語選びは難しい
  • 2.独学中に不明点の自己解決に時間がかかる場合がある
  • 3.学習中に進捗管理を自分でする必要がある

上記のような点を考慮すると、スクールを検討するのも選択肢としてアリかと思います。未経験職種での転職に成功すれば、スクールにかけた金銭的なコストは早めに回収が可能だからです。

以下の記事に、プログラミングスクールに関する情報をまとめましたのでご覧ください。
>> 無料あり:エンジニア歴20年の筆者がおすすめするプログラミングスクール

まとめ

この記事でお伝えしたこと

  • 40代エンジニアが未経験職種に転職するロードマップ
  • 私の転職経験で良かった点、反省点
  • 転職を効率的に進めるためのおススメのサービス

40代で環境を変えたいが今一歩踏み出せない同世代の現役エンジニア、エンジニア志望の方が、ご自身のキャリアを生かしつつ、既存のサービスをうまく利用しながら、ご自身の転職を成功させる際のご参考に少しでもなれば幸いです。


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